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【J1:第31節 C大阪 vs 横浜FM】プレビュー:C大阪ホームゲーム「キンチョウクライマックス」第2弾は、ともにACL出場権を目指す相手、横浜FMとのサバイバルマッチ(10.11.19)

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11月20日(土)J1 第31節 C大阪 vs 横浜FM(17:00KICK OFF/金鳥スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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C大阪の11月から12月にかけて行われるホームゲームのラスト3試合は、悲願のタイトル、およびACL出場権獲得を目指して、新ホーム、キンチョウスタジアムでの戦いにちなみ、「キンチョウクライマックス」と銘打たれている。第1弾となった第29節は、小松塁のJ1初ゴールでACL出場権争い中の清水に1-0と勝利( /jsgoal_archive/result/2010/1106/20100100010620101106_detail.html )したC大阪。第2弾となる今節では、勝点1差の7位横浜FMを迎え撃つ。

J1リーグ戦では首位・名古屋が独走し、早ければ今節にも優勝が決まるという状況で、前節の結果を受けて4位のC大阪(勝点49)も、横浜FM(同48)も、リーグ制覇の芽は潰えてしまった。さらに、ミッドウィークの17日に行われた天皇杯4回戦でも、ともに敗れてしまったため、今季無冠に終わることも決まった。そうなると、残された希望はただ1つ。来季アジアの舞台に立つこと。その条件となる3位以内入りを目指して、3位G大阪(同53)との差を少しでも詰めるためにも、C大阪も横浜FMも、この試合は勝点3を確保しなければいけない試合になる。ライバルを引き離すためにも、絶対に負けは許されない。

ただし、終盤戦ということもあって、両者とも主力にケガ人が続出し、ベストメンバーを組めない事態が、ここに来て続いている。そして、その影響からか、タイトな直近の2連戦で、C大阪も横浜FMも勝利はなし。しかも、お互いに2試合で5失点と守備のほころびが目立ってきている。今節の直接対決は、データ的にも似たもの同士の対決といってもいいだろう。
そういえば、メンバーを見ても、共通点は多い。司令塔は、C大阪が家長昭博、横浜FMは中村俊輔と、どちらもリーグを代表するレフティ。攻撃陣にはC大阪が乾貴士(前横浜FM)と清武弘嗣、横浜FMが高校生FW小野裕二と、若きタレントが並ぶ。また守備の要はC大阪が茂庭照幸、横浜FMが松田直樹と、日本代表としてW杯出場経験もあるベテランDF。そして、「サッカーは芸術だ! 美しいサッカーで勝ち続ける」というC大阪のレヴィークルピ監督も、「ちゃぶる」というフレーズで今季のJリーグの話題をさらった横浜FMの木村和司監督も、攻撃的なサッカーを志向する。こういった対比を見るだけでも、この一戦への興味は尽きない。

ちなみに、今季最初の対戦となった第6節( /jsgoal_archive/result/2010/0410/20100100010520100410_detail.html )では、0-0のスコアレスドローと、意外な結末に終わった。ただし、このときにはC大阪の舵取り役でもあったマルチネスが退場処分を受けたこともあり、C大阪が数的不利の中、敵地で守り切って勝点1を獲得したという内容。裏を返せば、横浜FMにとっては、ケガで中村が短い時間での出場に限られたということがあっても、「勝たなければいけなかった試合だと思う。相手には本当に何もさせなかったから」と兵藤慎剛が当時振り返ったように、20本のシュートを放ちながら無得点に終わったのは、誤算だった。
それでも、C大阪の顔の1人、乾は、以前に話を聞いたとき、今季最も手強さを感じた相手として、古巣の横浜FMを挙げていた。「なんだかんだいっても、(横浜FMは)守備が堅い。マルちゃん(マルチネス)が退場したというのはあるけど、それまでの45分間を見ても、フォーメーションはそのときは2シャドーでしたが、それにしても、何もできなかった」(乾)。

ただ、今回の再戦では、当時とは違う、家長、乾、清武の3シャドーが並び立つ。しかも、シーズン序盤戦は攻め手がほとんどなかったC大阪だが、今は常に相手よりもシュート数で上回るなど、指揮官の思惑通りの展開に持ち込めることが多くなった。そういった状況での対戦では、今度こそ撃ち合いを期待せずにはいられない。
どちらも、決定力不足を課題にし、相手に先行される試合が続いているだけに、どちらが先に点を取るか、そしてチャンスを確実に活かせるかが、試合のポイントとなるのは明らか。果たして、今回の「キンチョウクライマックス」で凱歌を上げるのはC大阪か、それとも横浜FMか。天皇杯の試合後、C大阪の石神直哉はこう言った。「勝っていかなきゃ(ACLに)出られないし、今はそこをチームの目標としてやっている。来年そこに出られるか出られないかで、チームのこれからが、強くなっていくかどうかが変わってくると思う」。ならば、この試合、勝たなければ意味はない。

以上

※ACL・来季の出場枠は11月24日に決定します。

2010.11.19 Reported by 前田敏勝
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