★2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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鮮烈だった。日本でも、韓国でもプロ経験のない韓国人アタッカーは、開幕から5試合で6得点を挙げ、鮮烈なデビューを飾った。6得点のうち、5ゴールがペナルティエリア外からのシュートということもあり、ミドルレンジでキム・ボギョンがボールを持つたびに胸が高鳴ったものだ。
彼の最大の武器は、左足から解き放つ正確無比の強烈なシュートであるのは間違いない。ただ、それだけじゃない。ドリブルも一級品である。ボールが足下に収まった瞬間、スペースを見つければ彼は迷うことなく前を向く。一気にギアを上げ、スピードに乗った力強い突破で相手DFを抜き去った。
大分での活躍が認められ、6月には韓国代表として南アフリカワールドカップに出場した。出番こそなかったが、世界最高峰のプレーを見たことが刺激になったようで、大分に戻ってからは、スピードに磨きをかけ、フィジカル強化に取り組み、さらなる進化を遂げた。
進化したのはプレーだけではない。語学力も格段にアップした。選手とのコミュニケーションは日本語でやりとりしていたし、取材陣の質問も十分理解できていた。また、日本文化に馴染もうと、日本が世界に誇るマンガをこよなく愛した。お気に入りは、中学校の部活動テニスを題材とした少年漫画「テニスの王子様」。かなり影響を受けたようで、長いオフが取れたらテニススクールに通いたいと話していたこともある。
さて、サッカーでも生活環境でも日本に馴染んだボギョンにとって、今季は昨季以上のブレイクの予感がある。「パク・チソン2世」と呼ばれる21歳は、まだその実力を出し切れていない。「彼の本当の凄さは運動量」と皇甫官前監督が話したことがある。アップダウンを繰り返せる運動量に、ゴールだけでなく、時にはアシストもできるマルチな攻撃的MFへと、その成長はまさに現在進行形。C大阪には乾貴士や清武弘嗣のような才能溢れる選手が多く、彼らとの競演により、感性と持ち味を引き出されることだろう。リーグとACLを並行して戦うチームにとって、躍進を遂げるための最高のピースになるのではないだろうか。
以上
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<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島
■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
★チケット好評発売中!
2011.02.01 Reported by 柚野真也
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