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【2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド】ストイックな努力家、故郷静岡で飛躍を期す:村松大輔(湘南→清水)(11.02.03)

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2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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藤枝東高校を卒業後、JFLのHonda FCへ進んだ。午前中は工場のラインで働き、午後になるとサッカーの練習に励んだ。初めて年代別日本代表に選ばれたのはその年だ。Jクラブや大学に所属する選手主体で構成されたU-19日本代表チームのなかでは異色の経歴である。そして翌2009年、湘南に加入し、クラブのJ1復帰に貢献した。出場停止の1試合を除く50試合フル出場という数字がその貢献度を物語る。

高校時代、相手のエース封じを託されたように、ボールを奪うプレーには自信がある。秀でたスピードと1対1の強さを発揮し、隙あらばインターセプトを狙う。湘南に加入してからはカバーリングも磨き、空中戦に長けるジャーンとともに不動のセンターバックを築いた。J1昇格を決めたのちには初めてフル代表にも招集されている。

JFLから年代別代表を経てJリーガーとなり、J2からJ1、そしてフル代表と、1年1年着実に階段を上ってきた。だが昨季は、J1で苦しみも味わった。シーズン中、こんなふうに語ったことがある。
「J1は一つひとつのスピードが違うし、みんな抜群に巧く、外国籍選手は強い。自分の強みをもっと強化したうえで、たとえばビルドアップのフィードや周りをカバーしながらのディフェンスなど、引き出しも増やしていかなければいけないと感じています」

初めての舞台で力不足を自覚した。だが一方、根本にある自信は揺るがない。
「自分の得意な間合いに引き込めば、どんな相手にも対応できるという気持ちはあります」

思えば高校以前は、市の選抜に入るか入らないかというボーダーライン上の選手だった。着実なステップアップの背景には、プロを思い描いて自主トレに励んだ小学生時代や、友だち付き合いを犠牲にしてサッカーに没頭した10代がある。人一倍努力を惜しまぬそのスタンスは、プロとなったいまも変わらない。湘南でもいち早くグラウンドに出て、練習が終われば最後まで残り黙々と走っていた。

「一生懸命やっていれば日射しは必ず見えてくると思う」――上ってきた階段を振り返るほどに、その言葉には説得力がある。さらなる高みを目指し、努力は続く。

以上

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<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島

■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
チケット好評発売中!


2011.02.03 Reported by 隈元大吾
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