★2011シーズン始動！ニューカマー・レコメンド
----------
かつて大分トリニータで約５年間プレーした実績と生来の明るいキャラクターもあってだろう。昨年、ヴィッセル神戸に加入した彼は『新外国籍選手』とは思えないほど、すぐに日本に、神戸に、慣れ親しんだ。ホームズスタジアムで行われたシーズン最初の新加入選手のお披露目会では、サポーターを前に「大分では僕が一番男前だったと思っていたのに、神戸にきたら宮本という男前がいて嫉妬しています」と言って爆笑を誘ったことも。以降も、テレビ番組でマイケル・ジャクソンや“変なおじさん”の物まねをするなど、ある意味、34才のベテランとは思えないほど身体を張った？！芸を披露して周囲を和ませ、チームに溶け込んだ。また、昨年、神戸の通訳を務めた宮川悟氏によると、おっちょこちょいな一面もあるらしい。
「ある時、ガソリンスタンドから財布をなくした！と電話をかけてきて。後で一緒に探しにいったら、どうやら給油の際に車の上に財布を載せていたのを忘れて、走り出したらしく…。戻ってみると、走り出した拍子に落ちたであろう財布が、道でいろんな車に轢かれてボロボロに。彼の場合、そういうことはよくあったので、驚かなかったですけど（笑）」

プレーではボランチとして存在感を発揮した。シーズン途中からケガなどもあって出場機会が激減したが、黙々と自身のレベル向上に努め、短い時間ながらチャンスを与えられると、役割に徹してチームを攻守に鼓舞し続けた。そんな彼にとって３つ目のJクラブとなるロアッソ熊本への移籍。前述の宮川氏によれば「かつて慣れ親しんだ九州の地ということもあり、本人も熊本でプレーすることを楽しみにしながら神戸の地を発ちました」とのこと。熊本ではチーム最年長選手として、池谷友良総監督・ＧＭの「J1昇格を目指す中で、ボランチラインの守備の強化に期待している」との言葉通り、タイトで厳しいマーキングという持ち味をフルに発揮し、その期待に応えてくれことだろう。と同時に、昨季終盤、出場する機会が減った中でなかなか見られなくなっていたあの陽気な笑顔が、九州の地でたくさん溢れることを願っている。

以上

-----------
＜2011シーズンの幕開け！＞
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日（土）13：35／日産ス
名古屋 vs 鹿島

■NEXT GENERATION MATCH
2月26日（土）10：40キックオフ（予定）／日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
★チケット好評発売中!


2011.01.29 Reported by 高村美砂