★2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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ピッチでは闘志をむき出しにして激しい上下動を繰り返すが、一転ピッチ外では目立つことをあまり好まない。ピッチ内外のギャップと甘いマスクで、老若男女を問わずファンからは圧倒的な支持を受けた。
岡田佑樹は栃木をJFLからJ2へ引き上げた立役者のひとり。JFLラストイヤーの2008年に札幌から栃木に加入し、主に右サイドバックとして30試合に出場。右足から放たれる高精度かつ種類の豊富なキックで数多くのゴールシーンを演出し、的確なポジショニングを生かしたカバーリングで何度も決定的ピンチを防いだ。ミスをミスのままで終わらせず、失ったボールを自ら取り返す“負けん気の強さ”もファンの心を鷲掴みにした。端正なルックスからは想像できないほどプレーは泥臭く、チームのために汗をかけるのが最大の特長だ。
2009年、水戸との北関東ダービー第3ラウンドで岡田の真骨頂は発揮された。左からのクロスをGKが弾いたこぼれ球に飛び込んだ。本人は「運良くボールがこぼれて来た」と謙遜したが、諦めずに長い距離を走り切ったからこそ、運を自らの手で引き寄せられたのだ。また、チームNo.1のスタミナの持ち主だからこそ、中2日と過酷な条件下でも試合終盤にゴール前に侵入できた。プレシーズンマッチも含めて連戦連敗の水戸から貴重な追加点を奪い、記憶に残る初勝利に貢献した。
昨季は若手の台頭もあり控えに回ることが多かったが、練習では手を抜かず、いつ声が掛かってもいいように心身の準備を怠らなかった。だからこそ、巡ってきた出場機会で結果を残せた。リカルド・ロボとの相性は抜群で2ゴールをアシスト。特に富山戦で供給したクロスは触るだけでいい、受け手に優しい極上のボールだった。松田浩監督には戦術眼の高さを買われ、“クローザー”として勝ちゲームを締める役割を全うした。
栃木のユニホームを着てのラストマッチとなった鳥栖戦では、慣れ親しんだ右サイドを駆け上がり、クロスから得点に絡んだ。サポーターは岡田の勇姿を目に焼き付け、これまでの感謝の意を込めて惜しみないエールを送った。試合後、涙で目を赤くした岡田は、「まだ身体が動くので頑張りたい」と話し、新天地に水戸を選んだ。昔から水戸と栃木での人材交流は盛んだったが、栃木から水戸への移籍は岡田のケースが初めて。北関東に新たな歴史を刻んだ岡田には、今季のダービーを盛り上げる発火剤として期待したい。
ちなみに、J2参入以後、岡田がゴール、もしくはアシストした試合では無敗記録が継続している。“持っている男”は北海道の野球チームだけでなく、水戸にもいることを“スタミナ王子”岡田佑樹は証明してくれるはずだ。栃木とのダービー以外で。
以上
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<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島
■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
★チケット好評発売中!
2011.01.31 Reported by 大塚秀毅
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