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【2011キャンプレポート:広島】2月2日(水)沖縄キャンプ初の練習試合に敗戦も、新加入選手の活躍が収穫(11.02.03)

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南国・沖縄というイメージなのに、1月29日に広島がキャンプインして以来、寒風が吹きすさぶ日々が続いた。気温そのものは14度くらいなのだが、まるで台風のような強風が練習会場となった本部町陸上競技場を襲い続け、体感温度は真冬の広島よりも寒く感じたほど。選手たちも口々に「寒い、寒い」を連発していた。

それが2月に入ると、猛威を振るった強風はおさまって気候が穏やかになり、選手たちの表情も明るくなった。早朝7時からのゴルフ場ダッシュで急坂を何度も走って登っても、午前・午後合わせて約4時間にもわたる激しいトレーニングで身体は疲れていても、沖縄の冬らしい暖かい気候の中でサッカーができる喜びが、選手たちを明るくさせていた。

そんなポジティブな雰囲気が漂い始めた2月2日、沖縄キャンプ初の練習試合が行われた。対戦相手は釜山アイパーク(韓国)。Kリーグ優勝4回・アジアクラブ選手権優勝1回という伝統を持つクラブで、かつて広島で活躍した名選手・盧廷潤もここでプレーしたことがある(昨年のKリーグでは8位)。

小雨が降る中で行われた練習試合は35分×3本。ただ、今の広島でプレーできるフィールドプレーヤーはわずか17人。リハビリ中の服部公太・盛田剛平・高柳一誠に加え、新外国籍選手候補のDFトミッチも負傷。ルーキーはJリーグ新人研修に参加し、さらに日本代表(李忠成・西川周作・森脇良太)もまだキャンプに合流していない。練習もまだ戦術段階に入っていないこともあり、今回の練習試合では「規律と集中力を持って、疲労がたまった中でも走りきること」(ペトロヴィッチ監督)、つまり広島サッカーの基本中の基本を徹底してできるかどうか。そこが大きなポイントとなる。

結果から書いてしまえば、1−3で敗戦。2失点がDFに当たって入ってしまうという不運もあったとはいえ、「負けたことについては、気分がよくない」(佐藤寿人)。ただ、ペトロヴィッチ監督は「敗れたけれど、内容は悪くない試合だった」とポジティブだ。ミスは決して少なくはなかったが、「テンポの高い試合ができた」と指揮官は評価する。

収穫の一つは、新しい選手たちの活躍だ。水本裕貴は左DFに入り、この日唯一のフル出場を果たした。「50点くらいの出来」と彼は苦笑するが、「1対1に強いし、コーチングもしっかりしているから、やりやすかった」と左MFの清水航平が証言するように、さすがの経験を見せつけた。もちろん、広島の戦術への対応はこれからの作業。「もっと危険なプレーを仕掛けていきたい」と攻撃面の課題を水本は口にしていたが、そこはこれから戦術に適合していけばいいこと。「持っているものは見せてくれた」とペトロヴィッチ監督も一定の評価を下した。

また、正式に「加入」はしていないのだが、現在トライアルで参加しているMFムジリも、その能力の高さを見せつけた。運動量は決して多くはないが、ボールを持てばギラリと輝く。スペースを見つける視野の広さ、プレスを受けてもボールを決して失わないキープ力、アイディアも豊富でパスの精度も高い。「コンディションはまだあがっていないが、興味深い選手」とペトロヴィッチ監督も納得の表情だ。

そのムジリは、広島の得点にもしっかりと絡んだ。中盤で相手からボールを奪うと、素早い判断で前線の山崎雅人に正確なパスを送る。ワンタッチで山崎がはたいたその先には、長い距離を走ってきた青山敏弘が飛び込んでゴール。「ムジリがうまく相手DFをブロックしながらザキ(山崎)さんにパスを出したので、自分がフリーになって(ペナルティエリア)スペースに入っていくのは、意識できた」と青山が語るように、ムジリの技術が演出した「広島らしい」コンビネーション・ゴール。「これからの練習試合を見て、判断したい」とペトロヴィッチ監督は慎重さを崩さないが、一方で「興味深い選手」とも。いずれにしても、能力は間違いなさそうだ。

ただ一方で、3失点したという事実は、決して軽くはない。「いずれももったいない失点。開幕後だったら命とりになる」と水本も指摘していたとおり、全てが崩されたわけではなく自らのミスが発端。「奪取」というスローガンが示すとおり、タイトル獲得を今季の目標に掲げた広島にとって、「ミスによる失点撲滅」は至上命題。練習試合の成果をそれぞれが心に刻み、「無駄な失点をなくすこと」というペトロヴィッチ監督の想いを成し遂げるべく、2月9日まで続く沖縄キャンプに選手は挑む。

以上

<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島

■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
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2011.02.02 Reported by 中野和也
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