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【J2:第8節 水戸 vs 徳島】徳島側プレビュー:新たな使命を持ってリーグ再開。徳島は想いの全てを賭けてぶつかってくる水戸と激突する!(11.04.23)

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4月23日(土)J2 第8節 水戸 vs 徳島(13:00KICK OFF/Ksスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch184 後00:50〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ2編
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単なる再開ではない。そのことは選手のみならずファン・サポーターも十分理解しているはずだ。もちろん勝利という結果を求めてしのぎを削るリーグ戦であることに変わりはないが、しかし今週末から再び始められるゲームはそれと別の次元に大きな大きな使命を持つと言えよう。
その使命とは、諦めない姿勢、前進する気持ち、強い団結力を、ピッチ上はもちろんスタジアムに集う全員が示し、被災された方々へ勇気や絆を送り届けること─。2011年4月23日、Jリーグは新たな役目を担って今季をリスタートさせる。

そしてそれを迎える徳島についてだが、チームはこの日に向けて出来る限りの準備をしてきた。選手たちは様々な報道を通じて目の当たりにする震災の状況にショックを受け胸を痛めながらも、「サッカー選手として何が出来るかと言えば、一生懸命プレーするところを見ていただくこと」(倉貫一毅)と気持ちを立て直し、自分たちのすべきことに集中してきたのである。
するとその結果として、チームには組織としてのさらなる前進が見られた。ケガから復帰してきたエリゼウを加えた守備ラインはいっそう連携を深め強固さと安定感を増したし、攻撃について挙げればFW佐藤晃大を起点とするコンビネーションの精度が向上。日を追うごと、柿谷曜一朗、島田裕介、徳重隆明らがその成長著しい背番号18にスムーズな連動でより質良く絡むシーンを増やしていったのである。いずれにしても徳島が再びの開幕に向けて着実に力の上積みをしたのは間違いない。

とは言え一方で、チームの実戦感覚がどうかという部分はやはり気になるところ。それをキープするために徳島は中断期間中も毎週末欠かさず練習試合(チャリティーマッチを含め)を行ってきたが、言うまでもなく公式戦は独特の空気感に包まれる。また何より結果が最優先の勝負となるだけに、ボールを争う局面で受けるプレッシャーの早さや強さが練習試合のそれと違ってくるのは想像に容易だ。となれば、問われるのはゲームへの入り方。「このような状況は初めてなので非常に難しい」と美濃部直彦監督もそれを1つのポイントとして見ているようだが、チームには自らのスイッチを100%切り替えて開始のホイッスルに臨むことが求められる。
さらに言うなら、対する相手が水戸であることもその重要性を際立たせる要素となるはず。言うまでもなく水戸は被災したホームタウンに明るい光を届けるべく自分たちの想い全てを賭けてこの一戦にぶつかってくるのだから、徳島は勝負への厳しさを僅かであっても欠いてはならない。

このおよそ1ケ月半、日本は悲しみと不安に満ちた分厚い雲に覆われてしまった。だが、再開されるJリーグはきっとその雲を吹き動かす風となり、再び日本が明るさを取り戻すために必要な勇気の素となるに違いない。だからこそまずは、選手も、ファンも、サポーターも、チームの垣根を越えて全員が心をひとつに合わせ、来る再開の瞬間を迎えなくては。その上でJリーグ全チームには勝負を競う熱い戦いを通して被災地の方々へ伝えたいメッセージを送ってもらいたいと思う。
キャプテン倉貫は語った。「僕らがピッチに立ち仲間とともに勝利を目指して闘うことが、直接的ではないかもしれないけれど、どんな状況にも立ち向かっていこうという被災地の方々へのメッセージになると思っています」と。


末筆ながら、このたびの東日本大震災で失われた多くの尊い命に深いお悔やみを申し上げます。また被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。

以上

2011.04.21 Reported by 松下英樹
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