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【J1:第7節 山形 vs C大阪】山形側プレビュー:同じ東北である山形からパワーを! あきらめない姿勢を示すホーム開幕戦に!(11.04.23)

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4月24日(日)J1 第7節 山形 vs C大阪(13:00KICK OFF/NDスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch308 後00:55〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ1編
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震災直後は、「生きていくこと」と「サッカーを楽しむこと」に接点を見つけることが難しかった。しかし、各クラブ、個人がチャリティーマッチや募金活動など、できることから取り組んできたことで、少しずつではあるが、もとの状態を取り戻しつつある。「サッカーを楽しむこと」こそが「生きていくこと」であるという状態に。サッカーは、けっして無力ではない。

Jリーグにとってきわめて特別な1シーズンが、1ヵ月半の中断期間を経て再開される。同じ「東北」に在るクラブとして山形からも、この状況を一歩でも二歩でも前に進めるパワーを、渾身の力で届ける1年にしなければならない。小林伸二監督は「山形の人、東北の人には、よろこびや目標に向かって立ち向かうことだったり、苦難に向かっていくこと、自分たちで拓くというところを重ねてもらえればいいなと思います」と決意を語る。

震災後、ガソリンや食料の不足など生活基盤が不安定なことからチーム活動を2週間休止した山形は、4月1日から全体練習を再開した。2部練習でフィジカルを追い込む内容に、選手からは「キャンプのようだ」との声も聞かれたが、地元で過ごせるだけにメンタル面は落ち着いたなか、集中したトレーニングを続けることができている。

反面、心配なのは、ゲームで結果が出ていないこと。等々力での川崎Fとの開幕戦を0-2と落としたあと、中断期間中は4試合のトレーニングゲームを行ったが、うち主力組で臨んだ試合は4月10日の浦和戦が0-3、17日のJFL秋田戦が2-3といずれも敗戦。そしてスコア以上に内容的にギクシャクした感が不安を増幅させる。理由のひとつは、トレーニングゲームにコンディションを合わせる以上に、フィジカルを上げることを優先させたことにある。そしてもうひとつは、開幕前からフィジカルを優先してきたためにボールワークに充てる時間が少なかったこと。練習再開後はボールワークを多く取り入れたトレーニングを実践してきたが、フルコートでの戦術練習、実戦形式についてはまだ十分ではない。秋田戦終了後、北村知隆は「前に出たのはいいけど2枚で追ってるような感じで、うまくハマらなかった」と、プレスの連動性・意思統一に問題があったことを指摘している。

そうしたなかで迎えるC大阪戦では、守備の成否と切り換えの早さで上回れるかどうかがカギを握る。

守備では、これまでのやり方に修正を加えた新方式を今週から取り入れている。詳細はここでは省くが、今シーズンから取り組んできた「高い位置からの守備」から、ラインは幾分落とすことになる。その分、攻守の切り換え、特に攻撃に転じた際は攻め上がる距離が長くなり、ハードワークが求められるが、プレスをかける際の全員の連動性と球際の厳しさが必要なのはこれまでどおり。シビアに運動量が問われる戦術だけに、「何枚代えなくちゃいけないんだろう? 5枚ぐらいはやっぱり要るね」と小林が冗談を交えて言うほどだが、むしろフィジカル重視で鍛えてきたアドバンテージが活かせるチャンスととらえたい。相手は真剣勝負のACLを含め、ここまで多くの実戦を踏んでいる。いまだ試合勘が構築できていない山形にとって、立ち上がりの時間帯が最初にして最大の勝負どころとなりそうだ。

「レッズ戦と秋田戦で情けないゲームをしている。秋田戦は外から『ぬるいな』という目で見ていた」

トレーニングゲームの不出来をもっともストレートに表現したのは船山祐二だ。秋田戦では先発から外れ、格下相手に苦戦するチームをベンチから忸怩たる思いで見ていた。その思いを叩き込んだのが、後半途中に投入されてからのプレー。主導権を握り、短いパスで突破を図ったり、効果的なサイドチェンジで一気に流れを引き寄せた。「震災があって、そのなかでも今回スタジアムに来てくれるというお客さんがいる。今は自分自身よりもその人たちのために勝利を捧げたいという気持ちが強いです」。09年に鹿島から期限付きで移籍し、J1昇格に大きな貢献をした古巣に対し、気持ちを新たにした船山が立ち向かう。

以上


2011.04.23 Reported by 佐藤円
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