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【J2:第8節 横浜FC vs 鳥栖】横浜FC側プレビュー:中断期間の様々な状況で得た「一体感」。開幕戦の反省を生かし、ひとつになったチカラで目指すは勝利のみ。(11.04.23)

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4月23日(土)J2 第8節 横浜FC vs 鳥栖(14:00KICK OFF/ニッパ球チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch186 後01:50〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ2編
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横浜FCが11,306人をニッパツ三ツ沢球技場に集めた開幕の富山戦で苦杯を舐めたのは、7週間も前の話だ。その試合は、できる戦いを徹底する富山に対して、横浜FCは戦い方をはっきりさせることができず、せっかく先制しながらも逆転負けを喫した。J2優勝を掲げ、積極的な補強の結果得た戦力が空回りし続けた姿に、開幕戦にも関わらず試合終了直後のニッパツ三ツ沢球技場には、ブーイングも響いた。開幕戦でプロ初出場を果たしたルーキー佐藤謙介は、その悔しさを忘れていない。「あんなに人が入って期待されていたのに、何もない形での負けだった。個人的には点数が付けられない程の出来だったし、試合に出ていたのに棒だったんじゃないかという感じだった」と、ゲームに全く入れなかった開幕戦を振り返った。岸野靖之監督は「あれは戦術の問題で、佐藤の責任ではなくベンチの問題」と語るが、チームとしてチカラがひとつになっていなかったのは確かだった。

そして3月11日の震災。短くもあり、長くもあった7週間だったが、チームも一時練習を中止し、その後再び集合してからの練習試合においても、必ずしも順調に成果を上げてきたわけでもなかった。さらに、4月16日には、目標達成の切り札であるはずのファビーニョ、カイオ、エデルのブラジル人3人の負傷が発表された。Jクラブ全体として、この中断期間に外国人選手が離脱したり、新たな怪我人が発生したりなど、それぞれに苦労を抱えている状況だが、横浜FCもこのように大きな問題を抱えることとなった。一方で、この中断期間を経て、チームは開幕戦にはなかった一体感をようやく得つつある。

「ブラジル人がいない状況で全体的に言葉が通じる分、きっちりプレーができるようになった。今のこのチームに必要なのは、まずきっちりプレーをするという部分。怪我人もありしばらくは日本人が中心となるだろうが、そういう状況も考えて編成してきたので、戦える選手でしっかりゲームをやってくれれば」と岸野監督が語るように、チームの中で戦い方への理解が徐々に醸成されてきている。

開幕戦で試合に入りきれなかった佐藤も、「周りが、だいぶ自分がどこでボールが欲しいかわかってくれている。(高地)系治さんやチン君(寺田紳一)もボールを集めてくれるようになりましたし、そのタイミングでいろんな人が動いてくれる。その分、スペースができてゴールも見えるようになった。このやり方は変わらないし、ベースになっていくと思う」と、その手応えを感じている。

チームとして形を見せられたのは、中断期間最後の練習試合となった4月16日の草津戦。試合開始直後は、草津のパスワークに押され自らのリズムが作れなったが、その時間をチーム全体で耐えきると、いい形のボール奪取から良い攻撃の形を作れるようになった。佐藤は2ゴールを挙げ、45分×3本の練習試合のうち主力組が戦った最初の2本では3-1と勝利した。

「自分たちのサッカーをやって勝てたし、みんなの特長も出ていたし。立ち上がりの時間をしのげたのが大きかった」(佐藤)

「開幕の時とは違った繋ぐ意識が出てきた。まだ噛み合っているとまでは言えないが、意識は持ち出したので、本番でどう出るかだと思う。この試合で上手く出れば、チームはいい方向に行く」(寺田)

ようやくチームが得た一体感。この一体感をチームの強さにして好循環に乗せるには、勝利という結果が必要だ。開幕戦の反省を生かし、チームとしての勝利を勝ち取るための準備が試される試合となる。

「再開の相手が鳥栖というのは何か縁があるのかもしれないが、相手が鳥栖とかは関係ない。今は自分たちががテンポよくというか、統一感をもってやることを一番に考えた方がよい。鳥栖は(開幕の)FC東京戦と同じように、守備を固めてカウンターが狙いだと思う。特別なことはしないが、確実にできることをやることで勝負してくるはず。だから、粘り負けしないことが重要」(岸野監督)と、草津との練習試合で見せたチームでの守備意識が重要になる。

4月17日、18日には、チームは盛岡に入り支援活動を行った。その場に入った監督、選手、スタッフは、現場でしかわらかない事態の大きさを強く認識したという。一方で、現地の子供の強さには驚かされた選手も多かった。「現地ではテレビで試合を観ることは出来ないと思うけど、何らかの形で勝利の知らせを伝えられればと思う」と寺田が語るように、勝利に向けてチームはひとつになっている。4月23日のニッパツ三ツ沢球技場では、一段成長した横浜FCの戦いが見られるに違いない。Jリーグが再開できる日がきたことに感謝しながら、その姿を応援したい。

以上

2011.04.22 Reported by 松尾真一郎
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