スカパー!生中継 Ch185 後00:50〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ2編
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この約1ヶ月半の間、東北・関東以外に拠点を置くチームは同じだと思うが、岡山もまた落ち着かない日々を過ごしていた。恵まれた環境にいて、気持ちは絶えず東日本へと引き寄せられ、今自分たちは何をすべきかと問い続けていたように思う。しかしながら今の岡山は「僕らに出来ることは、試合に勝つためベストを尽くすことだけ」、そう結論づけたチームである。
岡山は開幕戦で湘南に0-5で敗れ、その後行なわれた練習試合でも、望ましい結果が出せなかった。3月末にはMIOびわこ草津、カマタマーレ讃岐との連戦に敗れ、「いい意味で、この時『底』を見た」と影山雅永監督は話す。修正すべき点は極めてシンプルだった。「華麗にボールを回そうとしてもダメ。勘違いしちゃダメだ」。ポゼッションを意識しすぎたのは選手だけでなく、自分たちも勘違いしていたかもしれない、と影山雅永監督。
その後、愛媛で行われた「プライド・オブ・中四国」の4チームによるチャリティマッチでは、愛媛と0-0に引き分けた。前線からの執拗な守備、限定されたパスコースにはボランチの千明聖典、仙石廉が入る。さらに最終ラインとGK真子秀徳の集中した守備で無失点に抑えた。その翌週、4月10日の鳥取との練習試合には、怪我で離脱していたストヤノフ、一柳夢吾が復帰し、それぞれの持ち味を発揮した。ゲームはストヤノフからのロングパス、果敢にボールを奪取した千明が作った好機からFW岸田裕樹が2ゴールを決め完封勝利した。
ここまでの岡山は、階段を2つ上ってはひとつ下がる、というような緩やかな進行にも映るが、ボールへの寄せ、攻守の素早い切り替え、セカンドボールの奪取というチームの幹たる部分を何度も見直すことで、その幹は太く強くなっている。また開幕前に何かと話題が集中した3バックについては、3月のうちに、システム論上の呪縛が解けた感がある。3バックの中心としては、竹田忠嗣の冷静な判断と展開力も評価されている。また「リハビリで追い込んだ。今は怖さもない」という一柳は、生まれつきのウイングバックのようにキレのある動きを見せているし、澤口雅彦は「走りながらいかに正確にボールを触れるか。それ次第」と話す。
今回のゲームには、中断期間中に加入した選手の出場が予想される。192cmの長身FWチアゴは04年シーズン、広島に在籍し、その後、中国、ブラジル、韓国でプレー。現在、足底筋を傷めて万全のコンディションとは言えないが、中でキープできるテクニック、高さは強み。チアゴは「最初の試合に、いいプレッシャーを感じている」と話す。また今週、選手登録されたMF金民均はシャドーだけでなく、ボランチとしてもプレー。鳥取戦では前線に活力をもたらすパス、キープ、ドリブル、運動量は鮮烈な印象を与えた。Jデビューにあたって「アシストもしたいし、ゴールも決めたい。チームの勝利のために」と話す。「チアゴは真ん中でキープするし、前でのヘディングも高さもある。金はキープ力、パスが魅力。自分としては受けた後、裏のスペースに抜けることを考えればいい」とFW岸田。
「開幕戦の屈辱を挽回するチャンスだと思って戦いたい」というのは、最終ラインを守る後藤圭太だ。「スタートラインに立ったつもりでプレーする」と白谷建人。チームを見直し、自分たちにふさわしいハードワークを取り戻した岡山。このチームには「どのチームよりも走量で上回る」という信念もある。
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2011.04.23 Reported by 尾原千明
















