スカパー!生中継 Ch183 後00:50〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ2編
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第1節のまま止まっていたリーグ戦がいよいよ再開されるが、中断期間が1ヶ月を超える長いものであったために、むしろ『2度目の開幕』とでも言うべきだろうか。それでも、3月5日に札幌を2−0で下した開幕戦を迎える雰囲気と、今週末を迎えるムードはやっぱり違う。チーム内の戦力バランスも、この中断期間に変化した。しかし様々な状況を考えれば、むしろ開幕前よりもチームがどの程度まで成熟したのか、楽しみな側面が大きい。
ただ、中断期間を迎えた直後は不安も少なくなかった。齋藤学、赤井秀一ら怪我人が続き、トレーニングマッチではなかなかフィニッシュまでたどり着かず、精細を欠いていた。当初は「色々な選手をミックスさせてみたが、チャンスを与えた選手からいいメッセージが出てこなかった」とバルバリッチ監督は語っていたが、メンタル面とコンディションの維持には監督、選手ともに苦心したようだ。
それでも、精神的な部分に関しては「きついトレーニングもあったが、その中で気持ちも体も準備ができてきた」と再開に向けて赤井は語る。また、齋藤も「神戸とのトレーニングマッチで使ってもらえてよかったし、チームも選手もいい仕上がりだと思う」と再開に向けて手ごたえを語る。開幕戦でもアシストを決めた齋藤、そしてここ数シーズン愛媛の攻撃をリードし続ける赤井が欠場したトレーニングマッチでは、改めてその存在感の大きさを感じてしまったが、一方でその期間にチャンスを得た選手が得たものも大きかった。「トレーニングマッチで使ってもらえて、結果を残せたことが自信になっている」と小笠原侑生が語れば、「徐々に持ち味の攻撃的なところを出せるようになってきた」という前野貴徳。ユース出身で同期の2人は今季の新戦力だが、この1ヶ月あまりでしっかりとプロのスピードやフィジカルに順応、スタメン争いに加わってきた。
他にも「若い2人だけじゃなく、何人かの選手は及第点を与えられるようになった」とバルバリッチ監督が評価するように、中断期間で戦力の底上げを図ることはできた。怪我で開幕戦には間に合わなかった新加入の吉弘充志が最終ラインのポジション争いに加わるなど、この期間に復調した選手も多く、攻守において選択肢も広がったことも大きい。また、グループとしても「ポゼッションだったり、サイドからの攻撃であったり、これまでやってきたことを続けてやってきたし、その効果は再開して数試合で見えてくると思う」と指揮官が続けたように、チームの成熟度は確実に上がっているといえるだろう。
それでも、積み重ねを経てこの再開初戦に挑むのは他のチームも同じ。「札幌との開幕戦と同じように、チーム一丸となって戦うことが大事」と齋藤は意気込みを語るが、技術や戦術に加えて、戦う姿勢をピッチで表現することが最も重要で、難しいのが再開初戦だろう。ひとつになってメッセージを発したかった4月2日、岡山とのチャリティーマッチでは、十分にパフォーマンスを発揮できないもどかしさを選手は感じたはずだ。だからこそ、この再開初戦、最初の壁は『チカラをひとつに。』すること。結果はもちろんのこと、いい内容を残して来週のホーム再開を迎えられるように、この一戦で蓄えてきた力を全て出し尽くして欲しい。
以上
2011.04.23 Reported by 近藤義博















