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【J2:第9節 愛媛 vs 北九州】北九州側プレビュー:忘れかけていた「泥臭さ」を取り戻せ。1年ぶりの勝利へ、心は一つ!(11.04.30)

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4月30日(土)J2 第9節 愛媛 vs 北九州(16:00KICK OFF/ニンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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「はっきりしろよ」。
「ツータッチだぞ、ツータッチ」。
今週の練習では三浦監督のその言葉が耳にとまった。ボールを回せなかったり、攻守の切り替えが遅かった前節・鳥取戦。準備時間は短いがそれを改善しようとする意思は明白だった。
フォーメーション練習にも時間を割いた。木村祐志は「(鳥取戦は)取られる場面が多かった。一人一人が持つ時間を減らさないといけないし、状況によってはドリブルも使う。(監督のゲキには)そういう意識付けもある」と話す。その言葉どおり、異なる2種類のリズム良い攻撃が見られた。一つは自陣左サイドから木村、森村昂太、多田高行が絡んで少ないタッチ数でFWに供給する人数を割いた攻撃。パス精度が低ければショートカウンターに繋がりかねないが、相手が寄せる前に個々のパスを素早く繋いでいければチャンスを作ることができる。もう一つは、レオナルドと池元友樹のドリブルだ。特にレオナルドは好調。ハーフウェイライン付近でボールを貰ってスピードアップ、巧みに捌いてゴールにアプローチする。
この二つ、パスかドリブルかパターンは異なるがカギはスピード。攻撃に入ったところでもたついていてはゴールは近づいてこない。また多田はスピードに加えて鳥取戦の運動量不足も指摘。「連動が大切。止まっていてはボールは動かない。相手よりも運動量で上回りたい」と話して積極的な上下動をする構えだ。

ところで、今週、選手たちと話していてはっとした言葉があった。その言葉は森村の話の中にあった。森村は「(愛媛は)守備が堅く失点をしない。真ん中が堅くてきれいに崩されることがない」と分析。「泥臭いことも必要だし、切り替えのところを狙うのは有効かも」と話した。
私がはっとしたのは、当たり前のようにさらっと出てきた「泥臭い」という言葉。負けているチームなのだから結果を求めるためには必要なことではあるが、今の北九州は泥臭さを忘れかけているのではないだろうか。開幕戦も前節・鳥取戦でもメンバーの半数以上が新しい顔ぶれとなり、昨季のレギュラーメンバーの多くはベンチにも入れていない。その結果、何が何でも勝利をと藻掻いていた昨季終盤の渇望は感じ取ることはできない。
無論まだチームを組み立てている段階で、サッカーを崩してまで勝点にこだわることはチームの発展の為にはならないかもしれない。しかし、例えば負けている状態ならば最後の15分でも泥臭くどん欲にゴールを狙ってもいい。勝っている状態ならばガチガチに守ってもいい。そのくらいの勝利への気持ちが見たい。

新加入選手からその言葉が出て来たことは、鳥取戦の敗戦が何が何でも勝利を目指す動機付けになったのかもしれない。練習で取り組むチームを発展させるためのサッカーと、気持ちで呼び込む勝利のためのサッカー。ある部分は共通し、ある部分は異なるが、負けたことで意識は統一されてきている。
好調の愛媛との一戦。苦戦は必至だが、北九州が目指すサッカーと選手たちの気持ちを見守りたい。

以上

2011.04.29 Reported by 上田真之介
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