4月29日(金) 2011 J1リーグ戦 第8節
G大阪 3 - 2 山形 (18:03/万博/17,052人)
得点者:22' アドリアーノ(G大阪)、37' アドリアーノ(G大阪)、69' 佐藤健太郎(山形)、74' 宮本卓也(山形)、86' イグノ(G大阪)
スカパー!再放送 Ch184 4/30(土)深01:00〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ1編
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キックオフから15分ほどは立て続けにモンテディオ山形に攻撃を許した時間帯もあったが、それ以降は、ガンバ大阪の『攻撃』、山形の『守備』という両者の持ち味が色濃く感じられた前半だったと言えるだろう。
15分を過ぎ、ようやくボールが落ち着き始めると、ポゼッションサッカーを誇るガンバ大阪らしく、ボールを保持しながら、山形の守備陣に揺さぶりをかける。だが、山形が安定感のある守備を展開していたこともあって、スペースを見つけるのが難しく、ボールこそよく動くものの決定的なパスがゴール前に入っていかない。
それでも、そうした『横』にボールを繋ぎながら、ボクシングで言うところの“ジャブ”のような揺さぶりをかけていたことが効いたのだろう。22分、アドリアーノから、今度は『縦』に鋭く送られたパスに合わせてFWイ・グノが前線に抜け出し、相手DFを引き連れながらゴール前中央へパス。詰めていたFWアドリアーノが放ったシュートは、やや足に当たり損ねたが、泥臭くねじこんで先制点を奪い取る。
その後、DF下平匠が負傷退場になるアクシデントに見舞われたG大阪だったが、37分にはそのDF下平に代わって左サイドを預かったMFキム・スンヨンからの左サイドからのパスをFWイ・グノが繋ぎ、トドメはFWアドリアーノ。先制ゴールとは一転、豪快な左足でのシュートをゴールネットに突き刺す。
こうして2点の先行により、流れを掴んだG大阪は、精神的な余裕が生まれたこともあってか、その後も優位に試合を展開。2-0で前半を折り返す。
「3点目を奪う戦いを(G大阪・西野朗監督)」
「2−0とリードされてもうちが1点獲ることによって、サッカーは違う展開になる(山形・小林伸二監督)」
両監督のコメントにもあるように、次のゴールがどちらに生まれるかが試合の明暗を分けるポイントの1つとされた後半。G大阪は立ち上がりから前半の流れを繋げてリズムを見出すものの、ゴールが遠い。それに対して山形は相変わらず守備にまわる時間帯が続いていたものの、両サイドを使った攻撃が時間の経過とともに少しずつ勢いを増して行く。69分、74分と立て続けに奪ったゴールも、山形の右サイドバックDF宮本卓也が右サイドを攻略する中で生まれたもの。というより、G大阪の左サイド、DFキム・スンヨンの守備における対応の遅れが顕著だったことで、DF宮本をより際立たせてしまったともいえるが、いずれにせよ、山形が「次の1点」どころか2点を手にし、試合は振り出しに戻る。
この状況を打開しようと、80分にG大阪・西野監督が動き、この日3枚目のカードを決断。MF二川孝広に代えてMF武井択也を投入することで、ボランチのMF遠藤保仁をトップ下へ。そのポジションチェンジが功を奏するように、86分DF加地亮のクロスをゴール前で受けたMF遠藤がアイコンタクトで合図を送り、中央のFWイ・グノへパス。それを受けたFWイ・グノの、ゴール右角を狙ったシュートが、幸運にも相手DFに当たって弾道が変わ
り、山形ゴールに吸い込まれる。
このFWイ・グノのゴールで再びリードを奪ったG大阪は、熱狂するホームサポーターの声援も味方に、残り時間を落ち着いて展開。4分のアディショナルタイムに突入してからは、またしても右サイドからのクロスを受けた山形MF秋葉勝に強烈なボレーシュートを放たれるなど、ヒヤリとするシーンもあったが、そこは守護神・GK藤ヶ谷陽介が落ち着いて対応。追いすがろうとする山形の追随を許さず、3−2で試合を終え、勝点3を手にした。
以上
2011.04.30 Reported by 高村美砂















