今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第10節 名古屋 vs 清水】プレビュー:ACLから中2日で臨む清水との一戦。古巣との初対決に挑む藤本淳吾と、今後を見据えたストイコビッチ監督の戦略に注目が集まる。(11.05.06)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月7日(土)J1 第10節 名古屋 vs 清水(15:00KICK OFF/瑞穂陸チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch183 後02:50〜
totoリーグ
----------
ホームゲームということで少しは緩和されてはいるが、さすがに中2日での連戦はどんなチームにとっても厳しいものだ。多数の主力が負傷により戦線離脱している上に、試合が終われば今度は中3日で中東UAEでのAFCチャンピオンズリーグを戦う名古屋にとっては、なおのことである。相手の清水も連戦の最中だが、前節からは中3日での試合となる。たかが1日、されど1日。疲労と負傷の回復の面で、この24時間の差は意外に大きい。名古屋と清水の今季初対決は、お互いにまずはコンディションとの戦いから始まる。

3日前に欠場した主力が戻ってくるはずもない名古屋は、この一戦でもメンバー構成に苦慮することは目に見えている。まだシーズン序盤のため、4日のACL杭州緑城戦と同じメンバーで臨むことは可能だろうが、その後に待つアウェイUAEでの戦いを見据えれば、休養を取らせたいメンバーはいるというのが本音だろう。2月からの3ヵ月間を負傷離脱していたダニルソンが復帰間近との報もあるが、いまだ憶測の域を出ない。ACLでも最後まででき得る限りのベストメンバーを組みたいと宣言したストイコビッチ監督が、どのような策を講じてくるのかは非常に興味深いところだ。

対する清水はここまでリーグ戦1勝1分2敗と波に乗り切れていない印象だ。ゴトビ新監督のスタイルを発揮しきれているとはまだ言い難く、スタメン選考にも迷いが見られるのが現状だ。DFラインと前線の3トップはほぼ固定なのだが、中盤の人選が決まらない。特にアンカーの位置は懸案のひとつで、前節は本来センターバックの岩下敬輔が務めたが、DF村松大輔やMF枝村匠馬など他の候補も本来はこのポジションの選手ではない。前線では4年目の大前元紀が4試合2得点とブレイクの兆しを見せており、伊藤翔や高木俊幸など有望な若手も多くいるだけに、彼ら攻撃陣を後方支援するエリアの整備は急務である。

この一戦でまず注目されるのは、やはり名古屋の藤本淳吾だろう。大卒でのプロ1年目から背番号10を背負ってきた古巣との対戦は、どうしても因縁づいてしまう。清水のサポーターから間違いなくブーイングが飛ぶ中で、昨季までの同僚たちに対していかなるプレーを見せるのか。双方が双方の特徴をよく知るということが、ピッチ上でのプレーにどのような形で現れるのかも注目点のひとつだ。また、清水の伊藤翔は愛知県の中京大中京高出身。高卒でフランスに渡った彼が初めて地元でプロとしてプレーするということも話題を呼びそうだ。

試合展開でいえば、清水のディフェンス設定が流れを決めることになりそうだ。前節の広島戦を見る限り、少なくともホームでは前線からの激しいプレッシングがひとつの決め事としてあった。相手が最終ラインでボールを回せば、清水の選手は3トップはおろかインサイドハーフの2名までもが相手陣で守備をする。プレスがいなされれば自陣に大きなスペースを空けてしまうリスクのある守り方を、アウェイでも仕掛けてくるかどうか。それによって、名古屋の戦い方は変わる。前から清水がプレッシングに来れば、永井の快足を生かせるスペースが相手陣に広がるため、ロングフィードが有効な武器になる。逆に清水がプレスを自重すれば、ポゼッションからの地上戦を軸に攻撃を組み立てていくことになる。どちらの戦いも名古屋は得意としているが、前者の方がより相手に脅威を与えられることは、今季ここまでの戦いを見るに明らかではある。

名古屋としては、UAE遠征へ向け選手の疲労度も考慮しながら試合を進めていきたい側面もある。ストイコビッチ監督のベストメンバー規定と3名の交代枠の活用法も、このゲームを観戦する上での重要なスパイスとなるだろう。昨季はアウェイで名古屋が5−1で快勝した一戦をはじめ、ここ数年は派手な展開の多いカードだが、今季の初戦はより戦略的に楽しめそうだ。

以上

2011.05.06 Reported by 今井雄一朗
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着