スカパー!生中継 Ch308 後01:55〜
☆totoリーグ
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今季4試合で、神戸が挙げた得点は2。一つは浦和との開幕戦でポポが決めたFK。もう一つは、リーグ再開戦となった甲府戦で決めた大久保嘉人のミドル。流れの中で決めたゴールは大久保の1点のみだ。1-0で敗れた前節のアウェイ新潟戦後、和田昌裕監督も「(前々節の)大宮戦と同じように、決定力が課題になった」とコメントを残している。決定力不足の改善が急務なのは誰の目にも明らかだ。
だが、悲観する必要はない。決定的なチャンスは作れている。これを継続していけば、ゴールが生まれるのは時間の問題だ。特に、前節の新潟戦ではキープ力のある森岡亮太を2トップの一角に置き、大久保嘉人とホジェリーニョを両サイドに配すことで攻撃の起点を増やしている。両サイドバックのオーバーラップの回数も安定しはじめ、右サイドバックの石櫃洋祐の復帰も近いことを考えれば、それほど心配することはないのではないだろうか。
という長々とした講釈を踏まえ、今節の川崎F戦のポイントを探る。決定力不足なんてものは、多かれ少なかれどこのチームも抱えている問題だから無視しよう。すると、浮かぶのは守備だ、やはり。長いリーグ戦で勝率を安定させるのも守備だ、そもそも。しかも今節の川崎Fは、山瀬功治やジュニーニョ、矢島卓郎ら攻撃陣のタレントが豊富だ。川崎Fの相馬直樹監督、神戸の和田監督ともにDF出身ということを考えても、注目は守備に違いない。
では、守備の視点から両チームの攻撃を考えてみる。今節もシステムは共に4−4−2が濃厚。前線付近でタメを作れる選手は、神戸が森岡、大久保、ホジェリーニョの3人。川崎Fが矢島、山瀬、ジュニーニョの3人。この計6人が起点になって、両サイドバックのオーバーラップや中央突破といった攻撃が生まれてくる。問題は、この6人にボールが入る前につぶすのか、それとも入ってからかプレスをかけるのか。チームとしてどのあたりでボールを奪うかによって、ゲームのリズムが変わってくるかも知れない。
神戸はここ2試合を見る限り、高い位置で早いプレスをかけて速攻につなげている。前節の川崎Fの布陣で言えば、前線へボールを供給するボランチの中村憲剛にどんどんプレスをかける展開になるはずだろう。
前節の磐田戦後の会見で相馬監督は「(中村憲について)ボールをロストする場面も見られた。最終的に試合をコントロールしてくれたのは彼ですが」と言ったコメントを残している。神戸としては、当然、狙っていくに違いない。逆に、川崎Fの場合は、アウェイということを考えれば、1つ低い(川崎Fのゴールに近い)位置、つまり神戸の大久保、ホジェリーニョのところが一つの狙いどころになるだろう。
とにかく、神戸としてはまず、連敗をストップさせて乗り込んでくる川崎Fの勢いを阻止すること。その上で課題の決定力をどうするかだろう。ゴールはシュートを打っていればいずれ入るもの。重要なのは、守備、そしてそこからの多彩な崩し、そう神戸スタイルを継続すること。ホーム死守に期待したい。
以上
2011.05.06 Reported by 白井邦彦













