スカパー!生中継 Ch183 後00:50〜
☆totoリーグ
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リーグ再開後2分2敗と未勝利の大分が、開幕から無敗の首位・栃木をホームに迎える。昨年の同カードでは大分が2敗(4節大分1−4、22節2−0大分)しているが、相手が強ければ強いほど燃えるのが大分である。昨季も29節まで1敗しかしていなかった柏に2つ目の黒星をつけている。“首位イジメ”はお手の物であり、その準備も着々と進められている。金曜日の練習では前述の柏戦でJ初先発し、勝利の立役者となった男が先発組でテストされた。その名は池田達哉。栃木の変幻自在にポジションチェンジする廣瀬浩二、河原和寿、水沼宏太の前線を封じるための刺客だ。「守備が安定しているし、攻撃もシンプルなプレーができる選手」と田坂和昭監督はテスト起用した理由を明かす。リーグトップの10得点を叩き出している栃木攻撃陣を抑えるには、池田の先発起用は十分考えられそうだ。
とは言え、マンパワーで抑えられるほど栃木はやわなチームではない。リアリストである3年目の松田浩監督のもと、戦術は浸透し、組織の完成度が高まっている。田坂監督が「チームのコンセプトがはっきりしていて、全員がハードワークできる」と相手チームの印象を語るように、勝つために何をすべきかチーム内で共有できている。全員で守備のブロックをつくり、タテに早い攻撃で得点を狙う。規律を重んじるそのスタイルは時に堅苦しく思えるが、選手は窮屈そうにプレーしているわけでなく、決まり事のなかでそれぞれが個性を出している。そして、今季の特徴のひとつであるセットプレーが猛威をふるっている。前節の決勝点はセットプレーであり、10得点中6点がそれである。試合が膠着した状態や試合の流れに関係なく、無から有に変換できるパワーは底知れぬ武器である。ここまで首位でいるのは偶然でなく必然と言える。さらに今節は攻守のキーマンであるパウリーニョの出場停止が解け、最高のチーム状態で大分に乗り込んでくるはずだ。
大分としては、無失点もしくは最少失点に抑えることが大前提であり、前節の鳥栖戦でみせたハードワークは不可欠となる。「サイドでどちらが主導権を握れるかがポイントとなる。そのためにはサイドへのパスを封じること」(土岐田洸平)、「攻守の切り替えを意識したい。相手がブロックをつくる前に攻撃すること」(宮沢正史)と栃木対策を練っている攻守の起点となるボランチのふたりにも注目したい。今季、大分はホームでの勝利がないだけに強敵からの勝利を大観衆にプレゼントし、首位キラーの名を確かなものにしたい。
以上
2011.05.14 Reported by 柚野真也













