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【J1:第11節 福岡 vs G大阪】プレビュー:福岡の最大のテーマは、90分間をどうデザインするのかということ。G大阪を迎えて、手応えを形に変えられるか?(11.05.15)

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5月15日(日)J1 第11節 福岡 vs G大阪(15:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch308 後02:55〜
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昨シーズンの戦い方を継続し、アグレッシブでスピーディなサッカーで5年ぶりのJ1に挑む。それが福岡の基本的なスタイルだ。そして、ここまで、福岡は自分たちのサッカーを表現し続けている。全体をコンパクトに保ってラインを高く設定し、前線からの激しいプレスでボールを奪うと、守から攻への切り替えの早い、そして手数をかけないシンプルな攻撃でゴールを目指す。
そのサッカーは、ここまでの対戦相手を苦しめてきた。前半に失ったゴールは0。そのうち2試合はリードを奪って前半を折り返すなど、互角以上の戦いを展開。特に、前節の横浜F・マリノスとの試合の前半は、ここまでのベストとも言えるパフォーマンスを発揮した。

その反面、福岡はあまりにも分かりやすい課題を抱えている。それは90分間を通して試合をコントロールできないということ。すべての試合で主導権を奪って前半を折り返しながら、後半に入ると失速。まるで別のチームになってしまったかのように防戦一方に陥り、ゴールを奪われるべくして奪われ、5つの敗戦を重ねた。原因は、試合の流れの変化にチームとして対応できないことに併せて、苦しい時間帯に選手間の意思統一が欠ける傾向にあることである。「守るのか、攻めるのか、攻撃の選手と守備の選手で意識が食い違うことがある。その意識のズレが原因になってラインが下がって全体が間延びし、意識のズレが段々広がって失点につながっている。チームとして90分間を上手く戦うことが大事」と松浦拓弥は話す。

しかし、勝てない現実に苦しみながらも、選手たちはポジティブな姿勢を崩していない。「やっていることは間違っていないし、先制点も取れているので勝つチャンスもあるということ。結果は出ていないけれど、やっていることに関しては、いい部分が見えているので悲観する必要はないと思う。J1上位と思われるチームに対して、自分たちのサッカーがやれている部分がある。自信を持ってやっていけばいい」(同)。J1に定着するためには、福岡はまだまだ多くの課題を抱えている。その中で、まずは、ポジティブな姿勢を崩さないこと、そして、苦しい時間帯をチームとしてどう戦うかの意思を統一することが必要だ。

さて、そんな福岡が迎える相手はG大阪。その強さは改めて説明する必要もない。フォーメーションは4−2−3−1。流れるようなパスをつなぎながら、ここぞというところで楔のボールを打ち込んで、相手守備陣に穴を空ける。徹底して自分たちのサッカーをやり抜くのは、個々の高い能力と戦術眼、そして、豊富な経験のなせるわざだ。チームの要は、中盤の底で相手の攻撃の芽を摘み続ける明神智和と、巧みなテクニックと高い戦術眼でチームをコントロールする遠藤保仁。そして、1トップのアドリアーノをフォローするような形で2列目に3人が並ぶ。その攻撃力は高く、どんなチームも止めるのは難しい。
11日にはACLを戦っており、中3日での試合になるが、それも彼らにとっては大きな問題ではないだろう。JリーグとACLの両方を勝ち抜くことが彼らの目標であり、誇りでもある。影響がないとは言えないが、それを問題にしないチームの力がある。まさに勝者のメンタリティにあふれるチームだと言える。
だが、福岡も決して臆してはいない。むしろ、G大阪相手に自分たちのサッカーが十分に通用することを見せ、そして勝点を奪うことで手応えを自信に変えたいと口にする。

福岡にとってのポイントは、これまでの戦い方を継続しながら、その上で、後半をどのように戦うかということに尽きる。戦術・布陣に大きな変化はないと思われるが、相手に流れがある時間帯を、どうやって凌ぐかが最大の見どころ。守りを固めるのか、ボールをポゼッションして時間を使うのか、それとも、ゴールを奪いに行くことで自分たちの時間を作るのか、どんな戦いを見せるかが非常に興味深い。
そして、目指すものは勝点3。強豪・G大阪との対戦は非常に難しいゲームであるが、ホームで勝利は譲れない。まして、5連敗という現実の中では、これ以上、敗戦を続けることは許されない。そして丹羽大輝は、戦いを前に次のように話す。
「結果は出ていないが、内容的には積み上げられている。今は苦しいが、この状況を乗り越えれば絶対にチームとして大きくなれる。G大阪戦は、そのために勝つ」
試合開始を告げるホイッスルがなってから90分後、レベルファイブスタジアムが歓喜に包まれていることを願っている。

以上

2011.05.14 Reported by 中倉一志
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