★田坂監督の悩み　その１はこちら

今週末にＵＥＦＡチャンピオンズリーグ決勝（バルセロナvsマンチェスター・ユナイテッド）がある。プレミアリーグ（イングランド）のビッグ４（チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リバプール）とリーガ・エスパニューラ（スペイン）のバルセロナ、レアル・マドリード、そしてＵＥＦＡチャンピオンズリーグの全試合を見るほど欧州サッカーにも精通する田坂和明監督は、２−１でバルセロナ勝利と予想。「互いにスタイルが違うから、どんな展開になるか楽しみ。バルサは自分たちのサッカーを貫き、それに対しマンＵはハメてくるチーム。気持ち的にはバルサのようにポゼッションをするチームに勝ってもらいたい。マンＵのやり方にバルサがどう対応するのか見たい」と見どころも話してくれた。

「サッカーの目を肥やすため」に毎日３〜５試合もの海外リーグを見る田坂監督。昨年は、前述の欧州の６クラブに加え、Ｊ２の甲府と千葉の全試合をチェック。その前の年はＣ大阪と湘南とＪ２のサッカーも随分と前から研究していた。「いつかＪ２の監督のオファーがきたときのために」。１年目監督ながら初々しさを感じさせない采配は、これまでに見た試合の数の表れである。

その田坂監督が、最近悩んでいる。「これから数カ月、海外のリーグが終わってサッカーの試合を見ることが少なくなる」ことらしい。「これまでは海外のリーグが終ってもワールドカップやユーロ（ヨーロッパ選手権）があったんで途切れることはなかったんだが…。日本代表が南米選手権に出れば、南米の試合とか見れたんだろうけど。どうしよう」と本気で悩んでいる。
どこまでサッカー好きなんですか!!　とツッコミたくもなるが、今日も明日も明後日も、誰よりも早くクラブハウスに訪れ、どこかの国のサッカーを観戦し、サッカーＩＱを高めるんだろうな、監督は。

田坂監督のサッカー熱が伝染して、海外、国内含めてサッカーを観る機会が多くなった選手、スタッフは数多くいる。もちろん我々マスコミ、ライターも感染しているのは言うまでもない。

以上

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2011.05.27 Reported by 柚野真也