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【J1:第18節 G大阪 vs 広島】プレビュー:攻撃サッカーの真っ向勝負。ガンバは前回のリベンジを果たせるか。(11.06.26)

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6月26日(日)J1 第18節 G大阪 vs 広島(18:00KICK OFF/万博チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節、首位を走る柏レイソルとのアウェイ戦はしびれる試合だった。先制される展開も、MF遠藤保仁のゴールですぐさま追いつくと、後半立ち上がりにFW平井将生とFWイ・グノが立続けに加点。その後再び1点差に詰め寄られたが、最後はケガからの復帰2戦目となったDF下平匠がトドメのミドル弾を叩き込み、試合を決めた。
「今の状況下でやれることを100%できた」
西野朗監督が試合後振り返ったように、この日も、持ちうるチーム力を出し切った戦いだった。FWアドリアーノがチームを離れて以降、エース離脱の影響が心配されたG大阪だが、逆にチームは2連勝。公式戦4試合白星なしの暗いトンネルを自らの力で脱した感が強い。その要因の1つが、『脱・アドリアーノ』を余儀なくされた中で、逆に個に頼らない組織での攻撃力を取り戻したこと。それぞれが前線からの守備、運動量を再認識しつつ、攻めては『縦』へ急ぎ過ぎずにパスを繋ぐことで、枚数をかけたパスサッカーが復活した。それでも横浜FM戦は前線の迫力不足が心配されたが、前節の柏戦に関してはFW平井、FWイが機能。MF遠藤保仁の攻守における存在感も圧巻ながら、獲るべき選手が獲ることでチームは息を吹き返した感が強い。

但し、問題はここから。FWアドリアーノが抜けたここ2試合はMF明神智和のケガなどもあり、システム、キャスティングを変えたことが結果的に相手を混乱させた部分もあったが、ある程度、戦力が安定をみせ始めれば、当然相手の研究もより緻密になる。その中でここ2試合同様、勝ち切る姿を示すことが出来るのか。今節対戦する広島には4月24日の前回対戦において前半のうちに3得点を奪われ、終わってみれば1-4と今季最多失点で黒星を喫している相手だが、同じ轍を踏むことのないよう、今季リーグ戦では負けなしの万博記念競技場できっちりと借りを返したい。
「FWなので前節で今季初得点を獲れたのは良かったけど、大事なのは点を獲った後の試合ですから。チームとしてもいい流れを途絶えさせないよう勝ち続けなければいけないし、僕も信頼を得るために、結果を求めてやり続けなければいけない。広島は組織としても熟したいいチーム。前節同様、前線からしっかりプレッシャーをかけることをやりながら、どん欲にゴールを狙いたい(FW平井将生)」

その広島も前節の山形戦は獲って、獲られてのシーソーゲームになる中、最後はPKながらMF森崎浩司がきっちりとトドメを指し、勝利を引き寄せている。しかもFW佐藤寿人が3試合ぶり、FW李忠成が6試合ぶりのゴールを決めるなど、こちらも獲るべき選手が獲ることでチームはより勢いづいている。今節では今季の全試合に先発で出場して来たMFミキッチが出場停止になるが「そこは全員の力で跳ね返したい」とペトロヴィッチ監督は言う。それを実現できるかも明暗を分けることになることだろう。

注目は両チームの武器でもある『攻撃力』の真っ向勝負。連戦が続くJ1リーグゆえ、選手の疲労度がピークを迎えているのは否めないが、その苦境を乗り越え、ゴールをこじあけることでしか勝利は引き寄せられない。そのために両者がどんな『攻撃』を実現するのか。過去の対戦成績では17勝5分17敗と全くの五分の両者のうちどちらが抜け出すのかも含めて楽しみにしたい。

以上


2011.06.25 Reported by 高村美砂
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