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【J2:第2節 富山 vs 徳島】安間貴義監督(富山)記者会見コメント(11.06.29)

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6月29日(水) 2011 J2リーグ戦 第2節
富山 0 - 2 徳島 (19:04/富山/1,716人)
得点者:30' 島村毅(徳島)、71' 衛藤裕(徳島)
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●安間貴義監督(富山):
「バスでスタジアム入りする時にサポーターのみなさんが『富山を変える勝利を!』との横断幕を掲げて迎えてくれた。僕たちも頑張ろうという気持ちがさらに高まり、良い雰囲気で試合に入ることができた。ただ、思い描いた通りのハッピーエンドを迎えるだけの技量がない。個人の力量差がはっきり出るセットプレーで先制点を奪われてしまった。真摯に受け止めて、さらに鍛錬を積んでいきたい。負けはしたが、クラブとして大きな一歩を踏み出すことができたような気がしている。次も中3日でのゲームになるが、挑んでいけるように準備する」

Q:「クラブとしての大きな一歩」とは?
「試合後にサポーターのみなさんと本音で話すことができたこと。コーチとして来た昨年から、試合に負けてサポーターと選手が言い合いになるなど、すれ違いがあることが嫌だった。それを変えたいと思ってきた。ゴールを決めた後、選手が自然とサポーターに向かって駆け出していくようなチームにしていきたいと思ってきた。このような成績(9戦未勝利)となり、この機会に私自身の思いをサポーターに伝えた。いずれこのクラブが上位進出や昇格を争うシーズンが来る。その時のためにも大事な一歩だと思う」

Q:平野選手を入れてシステムを変えた狙いは?
「攻められるリスクはあったが前に重心をかけるため、トップに(平野と木本の)2枚を並べる形にした。平野は現状では長時間にわたって力を発揮することができないので、守りへの負担を軽くして、シュートを打てるようにしようと考えた。彼は日本人離れした積極性を持っている。責任逃れのためのパスをせずシュートを打つ。彼の長所であり、その姿勢は他の選手にも植え付けたい」

Q:9戦未勝利。改善策は?
「特効薬はあるかもしれない。しかし、それで勝ったとしても残るものはなにもない。(勝ち続けられるチームになるためには)根気強く取り組まなければならない。現在の[3−3−3−1]システムによる戦い方は、昨季の終盤に試した中でも最も相手から嫌がられたものだ。これまでの試合で決定機も数多くつくれている。集計によると回数とすればリーグでも上位と聞いている。最後の技術がなく、得点に結びつけられないために勝てないことが数字も示している。そこを改善できるように継続して取り組みたい」

Q:ハーフタイムに「余計なパス交換はいらない」と指示しているが意図は?
「出だしの苔口のプレーや、朝日のスペースを狙った斜めの動きなど(ゴールに向かってダイレクトに)最終ラインに対してプレーしている時のほうがチャンスを作れていた。それなのに、うまく見せようとしてか後ろで細かいパスをつなぎ始めて結局のところCKやスローインを取られていた。試合に勝つことに集中し、そのための答えをだそうと。ならば最終ラインに対してプレーするために、パスを回せる場面でも出せるタイミングなら前を狙っていこう、という意味で話した」

以上
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