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北九州が4月30日にアウェイ愛媛戦で今季初勝利をあげた翌週、三浦泰年監督がこんなことを言っていた。「このチームがいつジャンプするのか。しっかり見ておいてくれよ」――。三浦監督はチームの現在地を陸上の跳躍競技に例え、いまは助走してぐっと足を踏み込んだ状態だと言った。「まだジャンプしちゃいないよ」。当時はそう話していたが、もちろん現時点でも、踏み込んだ足が少しずつ地面から離れようとはしているが、まだジャンプしているわけではないだろう。
前置きが長くなった。北九州はアウェイ2戦を含む3連戦を2勝1分の好成績で切り抜け、順位は7位にまで上がった。ただ「ジャンプ」しているわけではないのだから、7位というポジションに甘んじてはいけないし、浮かれてもいけない。いま大事なのは北九州がどういうサッカーをしようとしているのか。結果以上の内容に目を向けたい。
岡山との前回対戦はまだ記憶に新しい6月4日。DFの要である福井諒司を累積警告で欠いたり、中盤も布陣を大きくいじって敵地に乗り込んだ北九州はミスが重なり0-3で大敗した。失ったバランスがミスを誘発する悪循環。試合途中で2ボランチに布陣変更したが岡山の勢いを止められなかった。
しかし今節は出場停止の選手はおらず、失点ゼロだった3連戦の流れをそのままに試合に入ることができそう。福井は「この前は自分が出られずに負けている。今度はホームだし、絶対に勝たないといけない」と引き締め、「前で起点を作られると、後ろからどんどん来られる。そこをセンターバックがしっかりと潰したい」とチアゴら岡山の前戦への警戒を強めている。
攻撃に転じると北九州らしいパスサッカーの揺さぶりが始まる。「ボクらが連戦でも揺さぶって疲れさせることができた」と木村祐志は自信をみせる。また、この試合の注目選手「COOL BALLER」(※J's GOALでは7月中の各試合で選出)の池元友樹にも目が離せない。
前節鳥取戦で池元はレオナルドとのドリブラー同士で2トップを組み、北九州としては異色な布陣ながらきっちりと今季3得点目を決めた。「長野さんが貢献していた高さがなかったけど、補い合えるものはある」。その言葉どおり、森村昂太の縦パス、レオナルドの裏への動き、池元の落ち着いたシュートで先制点に結びつけた。「鳥取と同じように岡山にも悔しい負け方をしている。同じ相手にまた負けるわけにはいかない」と池元。気合いを前面に押し出してゴールに向かう。
一方の岡山はホームで北九州と対戦した6月4日以降、無失点試合がない。しかし前節7月9日の湘南戦は81分に久木田紳吾が同点ゴールを決め、7月3日の19節愛媛戦では1-1のこう着状態を83分にやはり久木田のゴールで試合を動かした。失点は少なくないがそれを上回る得点力があり、久木田や白谷建人の交替カードを効果的に切ることで試合の流れを引き寄せられている。ただ今節は攻守の要、MF千明聖典を累積警告で欠くだけに、早い時間に流れを引き寄せておきたい。
ところで一際この試合を意識しているのが重光貴葵。北九州出身で岡山のJ2昇格にも貢献した重光。「古巣との対戦はいつどんな試合でも気合いが入りますね」と話し、出場へ向けて最後のアピールを続けている。
また三浦泰年監督は7月15日に誕生日を迎えたばかり。同日の練習後、選手たちに祝って貰った際に「試合でプレゼントしてくれよな」と注文。果たして勝点3を監督に贈ることはできるか。いろんな思いが詰まった試合が始まる。
■この試合注目のCOOL BALLER:池元友樹(北九州)
以上
2011.07.16 Reported by 上田真之介















