スカパー!生中継 Ch184 後06:20〜
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F東京は前節大分戦で連勝が止まったものの、未だ9戦負けなしが続く。今節は、ホーム味の素スタジアムに岐阜を迎える。首位争いで優位に立つには、この岐阜戦と、続く熊本とのホーム2連戦が重要になる。また、この試合から新加入のFWルーカスの出場が可能となる。昇格への切り札も整い、F東京は今シーズンの大事な局面を迎えた。
岐阜は、勝点8で最下位に沈むチームだ。連敗を脱出してチームの調子も上向いたところだったが、前節・東京Vに0−3と大敗を喫してしまった。11得点、28失点は、ともにリーグワースト。前半は守備的に戦い、後半は打ち合いを臨んでくるが、後半のオープンな展開の中で失点を重ねる傾向が強い。そのため、今節は立て直しを図る上でも、前後半を通じて高い守備意識を持続させてくるだろう。
F東京にとっては、前節と同じような試合展開が予想される。守備に人数を割く相手からゴールを奪うことができるのかが今節も課題となる。暑さを利用して前半からパスを繋いで対戦相手の体力を削り、運動量が落ちてきたところで畳み掛ける。その戦略で勝点を積み上げ続けている。ここからは、次の段階に入らなければいけない。開幕当初から守備的な戦いを挑んでくる相手が多かったが、このところはそれがさらに顕著になってきた。リスクは伴うが、勝負どころで前線に人数を掛けなければ簡単にゴールは割れない。重要になってくるのが、勝負どころでの3m以上の動きだ。
F東京は、ポジションを取り直すための3m以内の動き直しは徹底できている。そのため、パスの数は、リーグの中でも圧倒的な数値を誇る。ボールを支配し続けることで、相手の攻撃機会を奪って失点のリスクを減少させる。さらに、それが安定的な試合運びと、勝点の積み上げにも繋がっている。しかし、ボールを保持し続けることは、あくまでも勝利の確率を上げることにしか通じていない。少ないチャンスであっても、それをモノにして奪った1点と、十数本パスを繋いで崩した1ゴールの価値は変わらない。
岐阜は、ここまで4得点を挙げている佐藤洸一と、西川優大の長身選手を前線に置いてダイレクトにゴールを目指す。スペースがあれば、サイドに展開して染矢一樹の突破からゴール前の高さを生かしてくる。染矢の突破に対しては「縦に速く、クロスもある。しっかりと対応したい」と、DF森重真人も警戒を強める。岐阜には、ワンチャンスを狙うだけの人材は揃っている。
彼らの攻撃を凌ぎ、得点を奪いにいくためには、フットボールで勝らなければいけない。まずは大事な局面で相手以上に走れるかが重要になる。ワイドや、FWの選手にボールが入った瞬間、何人の選手が3m以上の頑張りをするかだ。前線にはセザー、羽生、谷澤、田邉と流動的に動き直しながら、攻撃の起点を作ることができる選手がいる。加入したルーカスも、その適任とも呼べる選手だ。彼らがボールを収めて攻撃のスイッチを入れたときに、周りの選手が長い距離を走ってスペースを作り、スペースを突くことができるかでゴールに向かう迫力は変わってくる。また、周囲ができたスペースを埋めて相手のカウンターに備えることも大切な作業となる。そこから先は、競り勝てるか、体を張れるかという、さらにフットボールの原点とも呼べる争いが待っている。
大熊清監督は言う。「繋ぎっぱなしではいけないし、DFの背後に入ったりする動きがもっと必要。ボールを大切にしつつ、アタッキングサードでの強引さや、ミドル、ロングシュートも加えていきたい」。サッカーのスタイルは構築されてきた。現在は、次のステップであるゴールを奪う、奪われないための強さを磨く段階だ。強くなることに際限はないからこそ、追い求めなければいけない。勝負を分ける夏の陣。F東京と、岐阜の一戦は、明日18時半、味の素スタジアムで開戦する。
■この試合注目のCOOL BALLER:ルーカス(F東京)
以上
2011.07.16 Reported by 馬場康平















