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【J1:第5節 山形 vs 名古屋】プレビュー:「結果の出し方」を知り尽くす名古屋との対戦。山形は迫力のセットプレーを防ぎきることができるか?(11.07.17)

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7月17日(日)J1 第5節 山形 vs 名古屋(19:00KICK OFF/NDスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節の試合開始直後に失点し、追いついた両チームのその後は対照的だった。ニッパツ三ツ沢球技場で横浜FMと対戦した山形は、先制されたあとの時間帯で優位に立ちながら、後半アディショナルタイムのまさにラストプレーで失点して勝点を逃し、豊田スタジアムに鹿島を迎えた名古屋は途中出場のブルザノビッチが挙げた決勝点を守りきり、勝点3を積み上げている。長く17位に低迷する山形と、暫定4位まで順位を上げた名古屋の対戦。結果は順位を表すのか、順位を覆すことになるのか。

前節、横浜FM戦ではほとんどの時間帯で主導権を握ったが、キックオフ直後のプレーとラストプレーで失点を喫し、宮崎光平が後半に挙げた同点ゴールも水泡に帰した。左サイドバック・石川竜也を中心に攻撃を組み立て、相手陣内では宮崎が激しくスペースを走り回った。クロスバー直撃が2本、サイドネットとアッパーネットが1本ずつと決定機も多かったが、逆転ゴールを奪えなかったことと、アディショナルタイムに守りきることを徹底できなかったことが、最後の悲劇を呼んだ。この試合の後半に、両サイドバックの石川と園田拓也がともに負傷によりピッチを去ったこともその一因となっているが、特に石川はむち打ち症状の首の痛みが完全には引かず、中3日の今節への出場は微妙な状況だ。

精一杯の頑張りが結果に結びつかない山形と対照的なのが名古屋だ。この10試合で6勝4分けと負け無し。6勝のうち、スコア上で大差をつけたのは、第13節・福岡戦(5-2)と第15節・新潟戦(4-0)のみ。あとはすべて1点差だ。特に、この2連勝では“受け身”の巧みさと采配の妙が際立っている。主導権を握られ続けた前々節・神戸戦でも失点だけは許さず、途中出場の中村直志がスーパーな決勝ゴールを叩き込むと、前節・鹿島戦でも再三ゴール前を脅かされながら、前半にケネディが同点、後半に途中出場のブルザノビッチが逆転ゴールを決めている。追いつめられたように見えても、終了の笛が鳴るまでに相手を差しきれる。大量リードは必要なし。1点のリードでゲームをコントロールし、終わらせる術も持っている。誤解を恐れずに言えば、大勝する必要がないほどの強さということになる。「勝ちは勝ちで、1点差でも10点差でも同じ」田中マルクス闘莉王のこの言葉も、Jを制した昨年の強さが戻ってきたことを印象づける。今節は藤本淳吾が累積で出場停止となるが、インナーハーフは中村直志、磯村亮太、ブルザノビッチと駒が豊富で、いずれも最近4試合のスコアラーだ。さらに前節には、左小指を開放性脱臼した楢崎正剛もベンチ入りしている。

セットプレーでは185cmオーバー4人を擁する名古屋の圧倒的優位は揺るがず、山形は自陣ゴール前でどれだけしのげるかが前節同様の課題となる。ケネディに対してはニアに飛び込むケースとファーに回るケースの双方に気をつけなければならない。ニアのストーンにはこれまで190cmの大久保哲哉を置いているため、速いボールで合わされる危険性は低いが、キーパーとの連携がどの試合よりも試されることになりそうだ。

山形が攻撃に転じたとき、名古屋攻略法は前節で鹿島がヒントを与えている。開始2分の先制点は、クロスをファーで折り返し、さらに逆サイドで合わせたもの。クロスを上げた野沢拓也、折り返したフェリペ ガブリエル、ヘディングで決めた大迫勇也とすべてフリーでプレーしている。また、サイドから平行やマイナス気味にディフェンダーの前のスペースに入れるクロスも、得点にはならなかったが有効だった。サイドからボールが入る際に、ディフェンダー陣がゴールマウス前に下がるタイミングは早く、さらにゴール前では人ではなくボールに反応する守備の特徴をうまく利用したい。名古屋はリードすれば人数をかけて自陣を固めるが、リードしていない時間帯では特に中盤の戻りが遅く、バイタルを使われるケースが目立つ。それでも守りきれるのが名古屋の強さではあるが、山形もプィニッシュ手前まで持ち込むシーンは少なくない頻度でつくれそうだ。

「今の状態から見たら評価として厳しいものがあるというのは現実。だからと言って悪い予想を自分たちで立てる必要はないと思う」。シーズンの折り返し地点を前になお一桁台の勝点で苦しむチーム状況を周囲に不安視されても、宮沢克行にたじろぐ気配はまったくない。そしてこうも言う。「今の苦しみは次の喜びがあるためにやっているし、そのために今自分たちがやるべきことをまずはしっかりやるということ。それがなければ苦しいだけで終わってしまうのは目に見えてしまう。それが続けられるかどうかがカギになってくる」。過去3年でもっともエキサイティングなJ1ライフが、ディフェンディング・チャンピオンを迎えたこの試合から始まる。

■この試合注目のHOT BALLER:宮崎光平(山形)

以上

2011.07.16 Reported by 佐藤円
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