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前節徳島戦で敗れ2連敗を喫したチームに13日夜、大きな衝撃が走った。エースストライカーとして草津を牽引してきたブラジル人ストライカー・ラフィーニャのG大阪への電撃移籍が発表されたのだ。G大阪側は昨年末からラフィーニャの代理人と接触を図るなど関心を示していたが、シーズン中での移籍が現実となった。
ラフィーニャの通訳だったダニロによると移籍の話が急激に進行したのはこの1週間で、ラフィーニャは1年半過ごした草津への愛着を感じながらも荷物をまとめて新天地へ旅立ったという。ラフィーニャは移籍発表翌日に大阪へ向かったため草津サポーターにあいさつをする機会がなかったが「別れのあいさつをすることができなかったがザスパ草津とJ1で対戦する時を楽しみにしている」とコメントを残してチームを去った。
2年契約の2年目となっていたラフィーニャには決して低くない移籍金が設定されていたが、草津とG大阪側で合意に達し、本人もJ1でのプレーを望んだことで移籍には支障はなかったという。ラフィーニャは草津で結果を残し、クラブに移籍金をもたらすという草津史上初めてのケースで移籍を決めた。シーズン後に草津とラフィーニャの契約は切れるため、ラフィーニャ放出はクラブ経営面から考えれば妥当な判断ともいえる。
一方でチーム戦力的に考えれば「大きな痛手」(副島博志監督)になったことは間違いない。草津は6月19日の京都戦に2-4で敗れて以来、ドロ沼に足を踏み入れてしまい最近5試合は1分4敗。約1カ月間白星から遠ざかったことで首位千葉との勝点差は12まで拡がり、昇格レース脱落の危機に陥っている。夏本番を控えて巻き返しを図る矢先でのエース離脱の影響は計り知れない。
草津は週末の実戦トレーニングで、ラフィーニャ不在の新布陣を試していたが攻撃の抜本的な再構築が求められている。指揮官は「ラフィーニャ一人の問題ではなく、ラフィーニャと周囲の連係も消えてしまうので攻撃全体での影響、そしてチームに与えた動揺は否めない。もう一度チームの原点に戻って戦わなければならない」と話す。ラフィーニャ、アレックス、リンコンのブラジルトリオを中心としたサッカーから、草津は機動力を前面に出した全員サッカーへ軌道修正を行う。萬代宏樹は「今まではラフィーニャに助けられていたがこれからは僕らが今まで以上に頑張らなくてはいけない」と気合を込めた。
対する鳥取は、前節北九州戦で相手の戦術にハマり0-1と惜敗し最近4試合では草津同様に1分3敗と結果を残せていない。ただ昇格元年ながら京都、湘南を倒すなどトータル4勝4分7敗で15位につけている。12位草津との勝点差は3で今ゲームの結果しだいでは順位が逆転する可能性を秘めている。チームにはJ1、J2での豊富な経験を持った選手も多く、ベテランの力をチームに還元している。今節は服部年宏が警告累積で出場停止、また前草津・喜多靖は岐阜戦の負傷から戦列復帰しておらず出場が微妙な状態だが、チーム一丸となった戦いを挑んでくることだろう。
草津が警戒しなければいけないのが、鳥取が選択している4−3−3の布陣だ。草津は3トップの陣形に対して難しい戦いを強いられているため最終ラインのビルドアップがポイントとなる。草津が鳥取の圧力をいかにかわして前線へボールを運んでいくかがゲームの焦点の一つだ。草津は最近敗れた4試合すべてで先制点を奪われ、前節徳島戦ではセットプレーでのルーズな守備から失点しているだけに暑さの中で集中を保てるかがカギだ。
草津は5試合勝利から遠ざかる状況に加えて、エース・ラフィーニャの緊急移籍。シーズンの折り返しを間近に控えて楽観できる状態ではなくなってきた。副島監督は「選手たちは危機感をエネルギーに代えてくれるはずだ」と期待を寄せれば、主将松下裕樹は「ラフィーニャがいなくても戦えることを示さなければいけない。チーム全員で走り抜くうちらしいサッカーをみせる」と6試合ぶりの勝利を誓う。草津にとって鳥取戦はチームの底力が試されるゲームとなる。
■この試合注目のCOOL BALLER:萬代宏樹(草津)
以上
2011.07.16 Reported by 伊藤寿学















