7月16日(土) 2011 J1リーグ戦 第5節
神戸 4 - 1 C大阪 (19:04/ホームズ/14,961人)
得点者:2' 松岡亮輔(神戸)、54' ポポ(神戸)、57' 朴康造(神戸)、67' キムボギョン(C大阪)、89' 大久保嘉人(神戸)
スカパー!再放送 Ch186 7/17(日)深02:00〜
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※神戸側レポートはこちら
ここまでミスが続いた試合は、2010年にJ1へ復帰して以降、あっただろうか。乾貴士も「今日の試合は自滅。相手どうこうではなく、自分たちの問題。ずっとミスが続いていたので、サッカーになっていなかった」と反省の弁を述べていたが、それほどまでに、まったくC大阪のサッカーができなかった。「試合内容に関しては、スコアがすべてを物語っている」とレヴィークルピ監督。今季最多の4失点で、同じ関西の宿敵、神戸に、いいところなくC大阪は惨敗した。
隣県のクラブとの対決ということもあり、ホームズスタジアム神戸にはC大阪サポーターもたくさん詰めかけた。暑いなか開門前から長い行列を作り、アウェイ側ゴール裏を桜色でぎっしり埋めた。試合前から大きな声でC大阪イレブンを盛り立て、その迫力は、ひいき目なしに見ても、神戸サポーターを上回っていた。メンバー紹介後に響き渡った応援ソング「POWER AND THE GLORY」には、力がこもり、強烈な後押しとなっていたはずだった。しかし、イレブンは、その期待を裏切ってしまった。
それは開始わずか2分のこと。神戸を相手にするとき、一番気をつけなければいけなかった前からの激しいプレスに、ひっかかってしまう。丸橋祐介が自陣でボールを奪われると、そこから素早くショートカウンターに持ち込まれ、あっという間に失点。しかも、取られた相手が、C大阪育成組織出身の松岡亮輔というのだから、何とも皮肉なものだ。
そこからも、神戸がコンパクトな布陣でプレスをかけてくるのに対して、C大阪はおぼつかない場面が目立った。ピッチ状況を読み切れず、パススピードも上がらない。1トップ3シャドーも連動したプレーがまるでなく、随所に相手にストップされる。後方からのビルドアップもできないまま、さらに、神戸のロングボール対応で目測を誤るという、普段は見られないイージーミスも露呈。それでは、リズムもつかめない。初めてシュートを放ったのは、前半18分のこと。30分頃から相手ゴール前に迫るプレーも出てきたが、相手の身体を張ったディフェンスを崩しきれない。
ハーフタイムをはさんで、0−1で迎えた後半、出場停止から戻り、2試合ぶりに先発していた中盤の核である中後雅喜に代えて、FW小松塁を投入。倉田秋を開幕戦のG大阪戦以来となるボランチへと配置転換し、4−4−2のフォーメーションで立て直しを図った。その直後は、小松が前線でボールを収め、C大阪にリズムが出てきたかと思われたが、一瞬の隙から、取らなければいけなかったはずの得点を、よもや相手に献上してしまう。54分、敵陣からのロングボールに、茂庭照幸が神戸FWポポとの競り合い時、目測を誤り、ボールをクリアできず。ポポにそのボールを拾われると、あっさりとゴールを決められた。
さらにその3分後には、今度は中盤での守備が完全に機能しなくなったところを、相手の司令塔ボッティにつかれる。棒立ちになった最終ラインの裏に絶妙なスルーパスを送られると、そこに走り込んだ朴康造に、ループシュートを決められ、一気に3点のビハインドを背負ってしまった。
ただ、C大阪のイレブンはすべてをあきらめたわけではなかった。大量失点のあとも、リスクを負って、遮二無二に攻めた。その象徴が倉田。孤軍奮闘という形で、中盤を走り回った。その成果が、67分、彼の中央突破を起点に、キム ボギョンの2試合連続となる得点につながった。そこから、播戸竜二、山口螢を74分にピッチへ送り込み、さらに勢いを増そうとしたが、神戸の気迫あふれる守備に圧倒されると、試合終了間際には、途中出場していた元C大阪のストライカーで、現神戸のエース、大久保嘉人にPKを決められた。最後は今季初出場となった神戸DF宮本恒靖にボランチの位置で試合を締めくくられ、C大阪は完膚無きままに叩きのめされた。
試合終了後、アウェイゴール裏から聞こえたのは、強烈なブーイング。前節、逆転負けを喫したときにも激励の拍手を送るような、普段は温かく見守ってくれたサポーターが、この日は怒りを爆発させた。「僕らは彼らの声を聞いて、目を覚まさなければいけない」とホドリゴ ピンパォンも言うように、イレブンはサポーターの思いを真摯に受け止めなければいけない。
この日は技術、戦術、メンタル、フィジカルと、すべての面で最悪だったC大阪。この屈辱を吹き払うためには、この1週間で修正していくしかない。ここから2試合、今季公式戦4戦4勝の大阪長居スタジアムでのホームゲームが続く。まずは、前半戦折り返しとなる次節の清水戦で、C大阪らしいサッカーを見せる必要がある。サポーターの信頼を取り戻すためにも、C大阪のイレブンは、チーム一丸となって、相当な覚悟を持って戦わなければいけない。
■この試合のHOT BALLER:倉田秋(C大阪)
以上















