7月17日(日) 2011 J1リーグ戦 第5節
大宮 1 - 1 横浜FM (19:03/NACK/11,037人)
得点者:37' 小野裕二(横浜FM)、74' ラファエル(大宮)
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大宮は、今節もポゼッションサッカーを完遂。人とボールがよく動き、選手間の適切な距離、角度を保ち、パスコースが必ずあるから、流動的なボール回しができていた。また、この日の大宮は3連敗、今季ホーム3分5敗で迎えたわけで、パスに終始せず、アグレッシブにゴールを狙う姿勢が強く感じられた。
だが、大宮の前に立ちはだかったのは横浜F・マリノスGK飯倉大樹だった。22分にはこの日、非常に体がキレていた李天秀が左からカットインして右足シュート。それを飯倉は横っ飛びで弾く。ただ、これはまだ序の口。33分にラファエルが右サイドを抜け出し、至近距離からシュートを放つと、飯倉は右足一本でビッグセーブ。素晴らしい反応を見せた。
「ピンチの後にチャンスあり」とはこのことか。その4分後、37分に右CKで中村俊輔が左足を振り抜くと、ボールは鋭くカーブしてニアへ。そこに小野裕二が詰めて横浜FMがまさにワンチャンスをものにする。
55分前後から連戦の疲れ、30℃近い暑さの影響のため、徐々に中盤が間延びし始める。そしてお互いプレーの精度も鈍り出し、カウンター合戦の様相を見せ始めた。
66分にはタテばかりの拙攻が続いた横浜FMが、サイドを使って崩す。中村から右の小林祐三へ渡り、ダイレクトでクロスを上げ、途中出場の大黒将志がファーでヘッド。綺麗な崩しだったが、GK北野貴之に阻止される。
その後は大宮が猛攻を仕掛ける。69分にはラファエルが低空の右クロスを送り、ゴール前で藤本主税がプッシュ。一瞬ゴールかと思われたが、これも脅威の反射神経で飯倉大樹が左手一本を伸ばして、スーパーセーブで防ぐ。
しかし、ここまで2度の決定機を外した大宮に“3度目の正直”が訪れる。74分、左で藤本がタメをつくり、上田康太が長い距離を走ってパスを受けてクロス。ニアのラファエルがGKの鼻先で合わせて待望の同点弾が決まる。
勢いづく大宮は79分にも、ベンチスタートだった渡部大輔が右サイドからシュート性のクロスを送り、ゴール前で藤本が合わせ、完璧に枠を捉えていた。だが、相手GKは“当たっている”飯倉だ。これも鋭い動物的な反応を見せて、右への横っ飛びセーブで止めた。その後も攻め立てたのは大宮。だが、どうしてもゴールの鍵をこじ開けることができず、ドローに終わる。
大宮のゲーム内容は、客観的に見て正直、首位・横浜FMを上回っていたと思う。だが、8戦連続で先制点を許していては、厳しい戦いを強いられるのは無理もない。「先制点を取って優位に試合を運びたいんですけど…」。藤本が言うように選手たちも分かっているが、それができない現実がある。
逆に横浜FMはリアリズムに徹した。守備ブロックをつくってゲームに入り、同点に追いつかれたものの、最後まで守備に軸足を置き、アウェイできっちり勝点1を上げて首位へ。試合後、中村は「したたかに毎試合勝ちたい」と口にした。大宮も愚直にポゼッションスタイルを貫く以外にも、現実を見据えた何らかの方策が必要な時なのかもしれない。
■この試合のHOT BALLER:飯倉大樹(横浜FM)
以上
2011.07.18 Reported by 小林智明(インサイド)















