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【J1:第19節 神戸 vs 甲府】レポート:吉田、会心の2発。神戸が4ゴールで甲府に快勝!(11.07.31)

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7月30日(土) 2011 J1リーグ戦 第19節
神戸 4 - 2 甲府 (19:07/ホームズ/9,231人)
得点者:11' 石櫃洋祐(神戸)、24' 吉田孝行(神戸)、49' 吉田孝行(神戸)、52' パウリーニョ(甲府)、58' 金珍圭(甲府)、82' 田中英雄(神戸)
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開幕戦直後にケガで戦線を離脱した。みんながボール練習をする傍らで、黙々と走り続けた。ゲームに復帰した後は、献身的なプレーでチームに貢献しながらも、FWとしてゴールという結果を残せないでいた。吉田孝行の今季は、決して楽観視できるものではなかった。
だが、吉田が弱音を吐く姿はあまり見かけたことがない。キャプテンという立場がそうさせていたのかも知れないが、9試合勝ちに見放された苦しい時期でも「とにかく下を向かないように」と仲間を鼓舞し続けていた。
 
とはいえ、胸の内では今季無得点という自分を不甲斐なく感じていた。3日前のJリーグヤマザキナビスコカップ1回戦・第2戦を前に「(今季無得点について)あんまり意識しないようにしている。早く取りたいとは思いますけれど…」とコメントを残している。
だから、3日前の横浜FM戦でゴールを決めた後は「ナビスコですけどゴールできた。これを機に行ければいいかなと思う」と、少し安堵したのか、晴れやかな表情を浮かべていた。そして今節の甲府戦で今季リーグ戦での初ゴールを決め、続けて2点目も記録。試合後には「ここ最近、自分らしさを取り戻せて来たかなと思う」と笑みをこぼした。

前半の立ち上がりは、両チームともロングボールを多用し、セカンドボールを拾うサッカーを展開。ゴールはもちろん、相手の最終ラインを下げ、FW〜DFの間隔を広げて攻撃のスペースを作り出すのも狙いの一つだった。
この立ち上がりの攻防を制したのは神戸。甲府のセンターバックとボランチの間にできたスペースに、吉田とポポが出入りを繰り返し、くさびのボールが入り出すとゲームの主導権はじわじわと神戸に。2トップにボールがおさまったことで、ダブルボランチの松岡亮輔と田中英雄、両サイドバックの上がりも生まれ、分厚い攻撃を見せはじめた。そして前半11分、石櫃洋祐が田中との早いパス交換から今季初ゴールを決める。
これで勢いに乗った神戸は、さらにポゼッションを高め、朴康造とボッティが巧みにゲームをコントロール。前半23分には吉田が絶妙のトラップで相手DFをかわし、右の朴へ展開。朴のピンポイントクロスに吉田がGKの頭を越す技ありヘディングシュートで追加点を挙げた。これで神戸が完全にゲームを支配。前半は、神戸がほぼ完璧なゲーム運びを見せた。

後半49分には、田中のシュートがDFに当たり、そのこぼれ球を吉田がしっかりと決めて3−0。勝負ありと思われたが、ここから甲府が意地を見せた。
後半52分にはパウリーニョがドリブル突破から左足を振り抜き3−1。
後半58分にはセットプレーから金珍圭が頭で決めて1点差。その後も、甲府がパウリーニョとハーフナー・マイクの前線2枚を軸に攻め立てる。神戸・和田昌裕監督は、この時点で守備を固めて1点を守りきるのか、それとも追加点を狙いに行くのかという2択を迫られることになる。選んだのは「受け身の交代は自分の中で過去にいい成績が出せていないので」(和田監督)という理由で、追加点の方だった。
その強気の采配が後半82分に花開く。オフサイドぎりぎりで田中がゴール前に飛び出し、それに反応して大久保嘉人がスルーパスを送る。田中はワントラップしてすぐに反転、冷静にゴール右隅へと流し込んだ。これで4−2。残り時間(約8分)を考えれば、神戸が限りなく勝利へ近づいた瞬間だった。

試合後の会見で、和田監督は「3−2で終わらずに、4点目を取って最後逃げ切ったというところは、非常に大きかった」と選手たちを讃えた。そして2点目と3点目を決めた吉田について「この苦しい連戦のなかで、34歳で2得点取れる。まだまだポテンシャルがあり、能力の高いところを見せてくれた」と、吉田の苦労をねぎらうように賞賛した。

その後のミックスゾーンにて。記者たちに囲まれた吉田は最後にこう言い残してその場を去っていった。
「今日、勝ったことは大きかったと思う。でも、まだ戦いは続いていきますし、これから浦和とか福岡とやっていくけれど、そこでしっかりと勝っておかないと…後々苦しくなるので。去年と一緒にならないように、今、頑張っておきたいですね」
そこには、2ゴールを決めたヒーローではなく、キャプテンの吉田孝行が…いた。

■この試合のHOT BALLER:吉田孝行(神戸)

以上

2011.07.31 Reported by 白井邦彦
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