スカパー!生中継 Ch183 後05:50〜
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5月22日以来の対戦となる北九州戦。あの時に退場処分を受けた安藤淳は意欲をみせる。「あの時に比べチーム状態はいいですし、自信とかもだんだんいい形で出てきていると思います。自分たちの時間とか、主導権を握っている時間が長くなっていると思います。なかなか勝てていないですけど、チーム状態はいいですね」。
だが、前回対戦から北九州も急成長を遂げている。F東京、徳島と首位相手に零封連勝。順位も5位まで上げている。この強敵を聖地・西京極に迎え、京都は前回の借りを返せるか、気持ち勝負の大一番に期待は膨らむ。
「しっかりとつないでくる」。駒井善成は北九州の印象をそう語った。ポゼッションを高め確実に決定機を作る相手に大木武監督も「パスをつないでくる、そして、池元選手はシュートもいいし、ドリブルもできる。また、サイドバックのオーバーラップもある。長野選手のフリック、そのこぼれ球もある」と、その特徴、警戒点をすぐに並べた。特に池元友樹の決定力は目を見張るものがあるだろう。前節こそ得点はなかったものの、F東京戦まで4連続ゴールを決めている。
だが、これまでもそうだった様に、京都は、相手の攻撃を受けるサッカーを展開するやり方を取らない。常に主導権を握る戦いを挑む。安藤が話した「自分たちの時間が多くなってきた」というのはそこに理由がある。それはポゼッション力のある北九州でも同じだ。これは攻撃的という意味とも少し違う。もともと京都が調子を上げたのは守備からだ。
6月12日の大分戦。ボールを奪われたら即奪い返す守備が際立っていた。後半、大分が中盤を飛ばしてサイドのスペースへ送り込む戦いを演じようとすれば、ボールの出どころへプレスをかけた。試合後、大木監督は「あれは選手が判断しました。修正と言うよりもウチはもともとそこには行かなければならないというところがある」と自分のサッカーを説明した。ボールの出どころ、そして、ボールを奪われれば即奪い返す切り替えの速さで大木監督は京都のサッカーを、まず表現し始めた。次の草津戦ではそのボールを奪う守備から大量点へとつなげている。
その後、7月18日の愛媛戦。ドゥトラの先制点にも攻守の切り替えの極意が詰まっていた。アシストの中山博貴のパスは相手ボールをつついてスペースに出したもの。相手ボールを奪って即シュートへ。ショートカウンターの理想的な形だろう。最近は攻撃面で著しい成長を遂げているが、守備がチームを支えていた。しかも、その切り替えが相手を圧倒する見事な武器だったのだ。今節、中盤勝負だ。相手が京都のプレスをかいくぐりサイドへ展開するか、それとも、京都が北九州のつなぎを極速の切り替えで押し潰すか。勝負にこだわった熱い闘いを期待したい。
90分間の集中で主導権を握り、先手を取り続ける。チーム全体にこの考えがしっかりと浸透してきている雰囲気はすごく伝わってくる。目の前の勝ちにこだわる姿勢を前面に出した戦いに期待したい。
以上
2011.08.13 Reported by 武田賢宗















