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「子どもたちに喜びを与えられる試合にしたい。そういう試合を観て、大きくなったときに本城の試合を思い出せるようなサッカーができれば最高だよね」。ゲームに関するシビアな話をしたあとで、三浦泰年監督は少し表情を緩めた。今節は北九州にとって8月唯一、そして夏休み最後のホームゲーム。試合後には花火も上がる予定で親子連れの来場が多そうだ。ただ、チームは京都に惜敗して連勝が3で止まったばかりであり、内容も結果も求められる。「いいゲームをしないとね」と三浦監督。子どもたちの絵日記に大輪の笑顔を咲かしたい。
北九州はF東京、徳島にいずれも1−0で勝利したが、京都には押し込まれる展開が続き、終盤こそ攻撃に厚みも出たが0−1で敗戦を喫した。ただこの3チームは引いて守るよりも、前からプレスを仕掛けてくるため、自分たちがボールを保持しているときに凡ミスさえ冒さなければゴールを近づけることは可能だった。辛勝惜敗が続いているのはそのミスに起因しているともいえ、精度を高めることで次に繋げることはできるだろう。
しかし愛媛は前に前に人数を掛けてくるわけではない。自陣内ですばやくブロックを構築して敵の侵入を防ぐ組織的な守備が持ち味。「引かれた相手を苦手にしているところがある。どう打開するかが大事」という森村昂太の言葉のとおり、今季2敗を喫した岡山と同様に北九州が苦手にしているタイプと言える。ゴール前での揺さぶりや、ドリブルでの打開ができる池元友樹やレオナルドの個の突破力もいかしながら、隙を突かなければならない。池元も「ゴール前でのアイデアが大事。まわりのみんなもアイデアがあるし、技もあるので、どれだけ生かせるか」と話しており、フィニッシュまでのバリエーションを増やしたい。
引いた相手からの得点源としてはセットプレーも重要になるが、過去3試合はセカンドボールを拾えない場面も目立っておりリスクは高い。セカンドを愛媛に拾われるとゴールゲッター・齋藤学のカウンターを許してしまうため、細心の注意が必要。齋藤は前節・湘南戦でも得点には繋がらなかったがGKを交わすまでの巧みなドリブル突破を見せつけている。北九州としては齋藤の動きを封じることがセカンドへの対応のみならず、試合全体の失点リスクを小さくする上でもポイントとなる。
愛媛はその齋藤を生かし切れるかどうかがカギとなるが、執拗なマークに遭うのは必至。齋藤について三浦監督は「マリノス時代から観ていたけど、J1でも十分できる選手」と評価しながらも警戒を緩めない。また、攻撃の起点となる赤井秀一についても、北九州の多田高行が「オールマイティな選手。1対1で負けないように気を付けたい」と強く意識している。ともに厳しいディフェンスを受けることになるが、齋藤を走らせながら少ないチャンスをものにできなければ前節同様のスコアレスに終わってしまう。
このカードの前回対戦は4月30日の第9節。この試合で北九州は3−0で勝利し、チームとしてはおよそ1年1ヶ月ぶりの勝利をおさめたが、今節では前回のような大味な試合にはならないだろう。ブロックを構築する愛媛と、ピンポイントで相手の攻撃を摘む北九州。守備から入る対戦はロースコアながら試合終了までどちらに傾くのかが分からない見ごたえのある試合になるはず。
そして、最後に勝敗を分けるのは、互いの守備をかいくぐれるアイデア力だ。
以上
2011.08.20 Reported by 上田真之介















