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【J2:第25節 北九州 vs 愛媛】レポート:勝点1を痛み分けたドローゲーム。前半の2点がもたらした油断と追撃ののろし。(11.08.22)

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8月21日(日) 2011 J2リーグ戦 第25節
北九州 2 - 2 愛媛 (18:03/本城/5,022人)
得点者:3' 齋藤学(愛媛)、23' 齋藤学(愛媛)、67' 林祐征(北九州)、90' レオナルド(北九州)
スカパー!再放送 Ch185 8/22(月)後00:30〜
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倒れ込んで天を仰ぐ宮本亨。首を振りながらうつむいていた佐藤優也――。2点差を追いつき勝ちにも等しい勝点1を手にしていながら、北九州の選手たちには笑顔はなくただただ悔やんでいた。
勝点1を得たことよりも、2を失ったと悔やむことは、今の北九州には成長のための大きな糧となるだろう。くしくも今節に向けて練習していた8月18日の三浦泰年監督の言葉が蘇る。「現状維持は退化。現状を維持して勝てると思っているのだとしたら大間違い」。難しい試合で勝点1を得られたとしても、それが仮に勝点0でも、3でも、チャレンジャーに満足はまだ不必要だ。

試合は前半から愛媛のペースで進む。3分に北九州のクリアボールを拾った金信泳が周りの上がりを待って落ち着いて齋藤学に流し、これを齋藤がドリブルでペナルティエリアを横断しながら先制点を奪う。さらに23分にも金信泳がドリブルで持ち込み、ここでも左サイドにいた齋藤に送って追加点を決めた。

早い時間での2点差。愛媛にとっては先発起用した金信泳のアイデアが北九州のディフェンスを振り払ったとも言えるし、北九州にとっては「相手というよりも、自分たちの動きが悪かった」(宮本亨)という"自滅"モードだったと言えるだろう。
ただ今の北九州に2点差は決して重すぎる点差ではなかった。三浦監督は林祐征を前半のうちに投入。後半に入ると、「チームにスピードを与えてほしい」(三浦監督)という思いで金鐘必を送り出し、攻撃にリズムを出そうと試みる。そして、それは見事に機能することになった。

67分に関光博が右サイドからクロスを上げると、「関と意思疎通ができていた」と話す林が頭で合わせてゴールネットを揺らす。その後も北九州が攻め続けるがペナルティエリアへはなかなか入れず、87分に三浦監督が最後のカードを切る。それは守備の要でもある桑原裕義を下げて個の打開力を持つレオナルドを投入するというもので、布陣はまさに"全員攻撃"となった。そうしてその直後に同点ゴールがもたらされる。
「枠に飛べば何か起きると思った」。そう話すDF福井諒司が低い弾道の強烈なミドルシュートを放ち、GKがはじいたところを詰めていたレオナルドが押し込んだ。

アディショナルタイムには木村祐志のコーナーキックに宮本が頭で合わせてゴールに迫るも惜しくも枠外に外れ、その直後に試合終了のホイッスル。冒頭に書いたとおり、北九州の選手たちは倒れ込んで勝点1を悔やんだ。

もっとも、悔しさという意味では2点差を追いつかれた愛媛のほうが大きいだろう。後半は決定的なチャンスもありながら決めきれず、最後は人数を掛けて攻めてくる北九州の勢いを止められなかった。「体力的に落ちたのもあるが、精神的に引きすぎた」とバルバリッチ監督。「勝点2を失ってしまった。サッカーとはこういうもの」と話して次に目を向けていたが、2得点がもたらした「精神的」な部分にも修正の余地があるだろう。

北九州も現状維持ではなくまだまだ向上が求められる段階。「ホームということを考えれば、もう少し自分たちが主導権をとって試合を進めないといけない」と三浦監督。反省を胸に、次へと進んでいく。

以上

2011.08.22 Reported by 上田真之介
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