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【J2:第26節 東京V vs 熊本】プレビュー:それぞれの“大一番”で勝利を逃してきた東京Vと熊本が迎える、昇格のための“瀬戸際”の一戦。(11.08.27)

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8月27日(土)J2 第26節 東京V vs 熊本(18:00KICK OFF/国立)チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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順位こそ8位、10位と差はあるが、同じ勝点29で並び中位に位置する東京Vと熊本には、勝敗の流れに共通する傾向が見られる。
「これで波に乗りたい」という、流れを引きよせるための“大一番”を、どうしても勝ちきれないのである。
そんな両チームにとってこの試合は、「勝ちたい」以上に「勝たなければいけない」というべきゲーム。3位・栃木(勝点40)との勝点差11を考えれば、現実的にも『J1昇格』の目標達成へ向け、正念場となる非常に重要な意味をもつといえよう。

東京Vにとっては、前節の鳥栖戦に続いて2試合連続で、順位が拮抗する相手との対戦となる。前節は、その前の試合(第24節)で4得点、5試合ぶりの勝利を挙げただけに、好敵手を倒して連勝し上位浮上のきっかけにしようと必勝を期して挑んだが、敗れてしまった。「1回負けると連敗しちゃうのが今年」だと、これまで3度もみられた傾向を、佐伯直哉は指摘する。わずかでも、目に見える変化・成長を感じるためにも、今節こそしっかり勝ち、連敗だけは絶対に避けたいところだ。

前節敗戦の大きな原因の1つに、「良い時間帯と悪い時間帯との差が激しい」(GK柴崎貴広)ことをピックアップ。チームは今週、「監督から『日々が試合に出る』と、喝が入って、練習から厳しい雰囲気を作ってくれている」(柴崎)。24日(水)に行われた練習試合でも、20分×2本の中で、開始から最後まで緩めることなく戦い抜くことが特に強調され、今一度、雰囲気を引き締め直した。 “中だるみ”を徹底的に排除して臨む。

その“中だるみ”を防ぐ意味でも鍵となるのが「入り方」(中谷勇介)だろう。もっと言えば、早い段階のチャンスでいかに先に得点を取るかではないだろうか。その重要性を最も感じているのがマラニョンである。「少ないとはいえ、毎試合、前半から必ず僕にチャンスがある。そこで決められればもっとチームがやりやすくなるのに…。ちゃんと決めなきゃ」と、逸機を続ける自分に強い歯がゆさを感じているだけに、結果を残し、より気持ちを軽くしてその後の好パフォーマンスへつながることを期待したい。

また、この試合では、先日加入が発表された巻誠一郎の出場が可能となる見込みだ。これまでの東京Vにはあまり見られなかった、高さ、体の強さ、泥臭さなど、違った特長をもつ選手だけに、川勝良一監督がどの場面で起用し、チームのスパイスとするかが実に楽しみである。

その巻は、千葉時代での対戦経験から「頑張る。ガチッと手堅く固めてくる。そして、ロングボールやセットプレー1本でやられちゃう」と、熊本の印象を語る。そういう相手こそ、東京Vにとっては最もやりづらい相手と言えよう。点が入らなくてもいかに焦れず冷静に、ていねいに相手をはがしていく作業ができるかが重要ではないだろうか。そのためには、「すべて相手より上回る必要があると思います。相手よりまず走らなければいけないし、頭も使わなきゃ。集中力を一瞬でも切らすと、そこでセットプレーやロングボールにやられてしまいますからね。精神的にも肉体的にも厳しい相手だと思います」と、巻は分析。そして、続けた。「だからこそ、攻守にわたって“セットプレー”がポイントになると思います。攻撃では、流れで簡単に崩れないかもしれないところで、たとえセットプレーでも1点入れば大きいですし、守備でも、うちは全体的に身長が小さい分、どれだけ1人1人が体を当ててセットプレーを凌げるかがポイントだと思います」。こうした、セットプレーという面も含め、巻の存在がチームにどう活きるのか注目したい。

対する熊本も、第24節で7試合ぶりに勝利したものの、前節再び黒星を喫し、リスタートの意味合いの強い今節となりそうだ。開幕戦で勝っている相手だけに、同一カード連勝して浮上のターニングポイントとしたい。

ここ5試合を見ると、すべて後半の立ち上がりで失点を繰り返している点も気になるところだが、そこは全員が意識し、高い集中力を保つことで改善の余地は十分あるだろ。だが、それ以上にいま、熊本が最も課題としているのが、被シュートからのGKのこぼれ球に詰められて失点という、同じ形での失点が繰り返されている点だろう。また、7試合連続で失点しているという点も、得点数の少なさ(リーグワースト3位)を考えれば、より気になる部分ではないだろうか。今季は、3点以上を奪った試合がないだけに、まずは相手に1点を与えないことが大きな鍵となりそうだ。守備はDFだけの問題ではないはず。“GKのこぼれ球につめられ”という失点パターンからいえば、『GKのこぼさないキャッチング』はもちろんだが、それ以前に、『シュートを打たせないDF』、もっと言えば、『主導権を握った攻撃ができていれば』など、チーム全体としてどのように守備を立て直してくるのか。今後上位を目指す上でも、重要な部分ではないだろうか。

そして、相手は違うにせよ、国立という会場では約1ヶ月前にF東京に5失点を喫した因縁の地。勝利で悪いイメージを払しょくしたいところだ。

逆に細かいパスワークが得意な東京Vにとっては、芝の状態が芳しくない現在の味の素スタジアムでなく、今節の会場が国立であることはアドバンテージになるだろう。日本サッカーの聖地での試合を前に「ピッチが良ければ、もう言い訳できないからね」と、河野広貴も必勝を誓う。そして「ミーティングで監督は『どんな時も最後まで応援してくれる“サポーターのために”勝たなきゃいけない』をとにかく何回も何回も強調していた」と、柴崎は明かす。チームもサポーターも、“中だるみ”のない、90分間かけての奮闘を繰り広げてくれることだろう。

以上

2011.08.26 Reported by 上岡真里江
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