首位・FC東京をホームのグリスタで撃破した栃木SC。完封勝ちは逃したものの、初対戦で巨大戦力に勝ち切ったことは、クラブとしても大きな財産となりました。相手を後追いの展開に陥れる貴重な先制弾を叩き込んだサビア選手、苦しい時間帯に追加点を挙げた水沼宏太選手、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた大久保裕樹選手、持ち味である高いボール奪取能力を発揮して何度もインターセプトに成功したパウリーニョ選手。ヒーローを挙げたらきりがありません。もちろん、好守を連発して、文字通り“守護神”として栃木のゴールを死守したGKの武田博行選手も、そのひとりです。勝利に大きく貢献した武田選手は、8月6日の鳥取戦でJ2通算100試合出場を達成しました。
「まだまだ通過点ですね。ただ、GKの100試合は、途中出場があるフィールドとは、ちょっと違うものがありますよね。200、300試合と目指していくには、質の高いパフォーマンスができるように頑張るだけです」
この日も全体練習後に、杉本真選手をパートナーにして個別練習を行った武田選手。日々の鍛錬を怠ることはなく、小さな積み重ねが今の安定したパフォーマンスに繋がっています。加えて、高い目標がいることも、モチベーションを維持できている要因です。高い目標とは、水戸でポジションを争った本間幸司選手。
「そろそろ400試合ですもんね。凄いですよ。僕が水戸で60試合くらい出ていて、それがなかったら500試合ですからね。幸司さんとポジション争いをできたことは良かったですね。僕の高い目標です」
努力を続け、実戦で経験を積んだからこそ防げたピンチも多々あります。例えば、FC東京戦の前半35分のCK場面。今野泰幸選手のヘディングシュートをセーブしたものの、外にはクリアしきれず。しかし、相手選手より速くルーズボールに反応し、ボクシングのアッパーカットのような形でボールを弾き出すスーパープレーを披露。
「コーチ陣が相手の特徴や癖を教えてくれて、それでイメージできているのが大きいですね。だから、いい準備ができています。あの場面では、弾いた時に敵が詰めて来るイメージを作り、対応しようと考えていました。色々な経験ができているので、それが活きたし、次のプレーがイメージできました。だから、あの時には一番いい選択肢を選べました」
菊池新吉GKコーチをはじめ、コーチングスタッフとの事前の入念な下準備がイメージを膨らませ、イメージができているからこそピンチを迎えても動じずに、アラートな状態で最適な選択ができる。「勝利するためにハードワークする」。松田イズムを、まさに体現しています。
イメージを作り上げながら、直面した状況に対応している武田選手ですが、「いい感覚を持っているし、日本人だけどやり難い」と話すのが、今節激突する愛媛のエース、“愛媛のメッシ”こと齋藤学選手。実際、前回の対戦では逆転勝利の口火となるゴールを、齋藤選手はドリブル突破から意表を突くループシュートで決めています。
「ホームで負けたので、それを取り返したい。齋藤選手は自分の感覚を持っている選手ですけど、同じ失敗はしたくない。イメージしたからといって止められるとは限りませんが、いい対応ができるようにしたいですね。点を入れられないように集中します!」
栃木はJ参入後、ニンジニアスタジアムでは2戦2分。いまだに勝利を挙げられていませんが、そのことを武田選手は知らないようで、「僕は水戸時代に勝っていますからね(2006年の28節)。しかも、シュート2本対13本で1−0(笑)」。相性の悪さなど関係ない、と守護神は一蹴。愛媛戦から怒涛のアウェイ3連戦が続きます。愛媛にリベンジした勢いのまま3連戦を乗り切れるように、栃木は大事な初戦にいつも通り全力を注ぎます。
以上
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2011.08.26 Reported by 大塚秀毅
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