今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第28節 栃木 vs 富山】プレビュー:アグレッシブな富山を相手に、栃木は序盤から全力を注ぎ、主導権を握りたい。主力の離脱という逆風を、河原の復活で追風に変える。(11.09.18)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月18日(日)J2 第28節 栃木 vs 富山(18:00KICK OFF/栃木グチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch179 後05:50〜
☆totoリーグ秋の大感謝祭☆開催中!
----------

過去に類を見ない逆風に晒されている。

愛媛(2‐2)、F東京(0‐0)、札幌(0‐1)と続いたアウェイ3連戦は、栃木にとって阪神タイガースが夏場に経験する“死のロード”だった。持ち帰ってきた勝点は、わずかに2。さらに、攻守の要であるパウリーニョがF東京戦で右足の腓骨を骨折(全治2カ月)して負傷離脱した。追い打ちをかけるように、攻撃陣を牽引していた水沼宏太がU―22日本代表に追加招集され、今節の富山戦は欠場。代表選出は嬉しい反面、怪我人が続出しているだけに複雑な思いを抱かずにはいられない。

J1昇格へ向けて最大の障壁に直面しているが、「困難な状況に直面すると成長できる」と話す松田浩監督は、むしろ現状を成長するためのチャンスだと捉えている。主力の離脱は痛いが、危機に瀕しているからこそ勝利を掴んだ時に得る喜びと自信は、とてつもなく大きい。向かい風を追風に変えるために、松田体制の3年間で築き上げて来た団結力と組織力、そしてJ1への野心を手に、栃木はホーム3連戦の初戦、富山に挑む。

「札幌は最初から100%の状態で飛ばして来た。うちは大事に入り過ぎた」と、前節を振り返ったのは西澤代志也。立ち上がりに受けに回った栃木は札幌の勢いに呑まれ、FKから開始5分に失点し、反撃も及ばずに上位対決で苦杯をなめた。

今季、先制した試合数はリーグ最多の17試合で、11勝5分1敗と着実に勝点を稼いでいる。その一方、先制点を取られると滅法弱い。喫した4敗中3敗が先行を許し、ゴールを挙げられずに逃げ切られている。つまり、栃木ほど先制点の重要性が高いチームはない。

「コンセプトも雰囲気も変わらない」と、3‐3‐3‐1から3‐2‐4‐1に布陣変更した富山の印象を松田監督が話すとおり、富山は序盤からアグレッシブにイケイケのサッカーを仕掛けて来る。及び腰になれば札幌戦の二の舞になるだけに、「立ち上がりが全てだと思って、しっかりパワーを使いたい」(河原和寿)。まずは、立ち上がり。イニシアチブを握れるように全神経を注ぎたい。

ここ最近の栃木はマイナス要素が増殖しているが、明るい材料もある。「楽しそうにプレーしていると、こっちも嬉しくなる」と、松田監督が期待を寄せるのは河原。4‐4‐2のゾーンディフェンスというベースがあっても、ゴールを奪うにはどうしても個の力が、プラスαが求められる。パウリーニョに加えて水沼の推進力も失ったが、河原は十分にその穴を埋められる存在だ。リーグ戦の序盤に信頼を失い、出場機会が激減し、スランプに陥ったが、「ここ数週間はコンディションがいい」と本人が言うように、ゴールへのフィーリングは抜群だ。

足りないものも分かっている。スタメンを剥奪されたのは積極性に欠けたからだ。「僕自身チャンスだと思っている。思いっ切りチャレンジして、チームを勢い付けたい」と、久々に巡って来たチャンスに意欲を燃やす。苦境であればあるほど、起爆剤の必要性は高まる。また、リーグ最終盤に向けて河原が復活すれば、沈みがちな昇格ムードも高まる。主力不在の今こそ、ゴールを重ねた一昨年の得点感覚を呼び覚ましてもらいたい。今の栃木には河原が必要だ。

富山は前節、湘南相手に逆転負けを喫し、ホーム3連勝を逃したものの、布陣変更が奏功し好調を維持している。「調子のいい黒部さんにボールを出せば収まるイメージを持っていると思う。収めさせないように早め、早めに潰したい。2列目の大西と朝日、特に大西は相手の嫌なツボを知っている。警戒しないといけない」と大和田真史が警戒を払うのが、富山の1トップ2シャドー。以前はウイングだった2人が内側に入り、トップをサポートする距離が近付いたことで攻撃に連動性が生まれている。システム上どうしても開いてしまうサイドのスペースを上手く消しながら、湘南から2ゴールを挙げたようなショートカウンターを繰り出し、1‐3で敗れた前回の借りを返したい。

栃木サポーターにとっては、昨季まで在籍していたGK飯田健巳の成長した姿を見られるのは、勝敗とともに楽しみのひとつ。栃木では叶わなかったグリスタのピッチに立つ飯田の、一挙手一投足からも目が離せない。

アウェイで勝点を取りこぼしたことで、松田監督が昇格に向けて定めた「1試合平均で勝点2」のペースは保てなくなった。ただ、富山、熊本、岐阜とのホーム3連戦で3連勝すれば十分に盛り返せる。昇格レース最終盤に向けた正念場、グリスタ3連戦でしっかりペースを整えたい。

以上


2011.09.17 Reported by 大塚秀毅
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着