今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第26節 神戸 vs 柏】レポート:封じられた“らしさ”。開放された“らしさ”。(11.09.18)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月17日(土) 2011 J1リーグ戦 第26節
神戸 0 - 4 柏 (19:04/神戸ユ/14,253人)
得点者:4' 工藤壮人(柏)、58' ジョルジワグネル(柏)、74' 田中順也(柏)、77' パクドンヒョク(柏)
スカパー!再放送 Ch181 9/19(月)前09:00〜
☆totoリーグ秋の大感謝祭☆開催中!
----------

試合後の会見で柏のネルシーニョ監督は、後半戦のポイントを次のように語った。
「謙虚さを忘れてはいけない。そのためにはチーム戦術の規律を全員が重んじること」
その言葉通り、柏は選手全員が規律を重んじ、0-4という大勝を手にした試合だった。

前半の立ち上がりから、柏は後方から前線へのフィードを繰り返し、2トップの田中順也と工藤壮人がボールを収めるか、あるいはセカンドボールを拾って、攻撃を組み立てた。また守備では神戸の大久保嘉人や吉田孝行らが引いてボールを受けた瞬間に、2人あるいは3人でプレスをかけ、なるべく高い位置でボールを奪う。そしてカウンター。前半25分以降は神戸に主導権を握られたものの、それ以外の時間帯はほぼ柏の狙い通りの展開。後半に至っては神戸にペースを全く握らせなかったと言っても過言ではない。単に個々の能力やチーム戦術の差だけではなく、この試合にかける意気込みにも差があったと感じる。

例えば、前半25分以降。ネルシーニョ監督は会見で神戸に主導権を握られたと感想を述べたが、果たしてそうだっただろうか。確かにこの時間帯は神戸がボールを回していたが……。

ベンチで前半の戦況を見つめていた神戸の相馬崇人は「神戸はビルドアップから点を取るチームじゃないのに、ビルドアップするように」柏にコントロールされたと感じていた。
北本久仁衛は「こちらが攻めている時も、ボールを持たされているという部分はあったと思う。相手の危なくないところでボールを回していた」と相馬と同じような感想を持っていた。
つまり、これも緻密に計算されたゲーム展開だったのかもしれない。

先ほど、この試合にかける意気込みにも差があると述べたのは、神戸の良さを完全に消せるように、柏がしっかりとスカウティングし、この試合に勝つために準備を整えて来たという意味である。

柏の栗澤僚一は「1試合1試合、トーナメントを戦う気持ちでやっている。いい状態でサッカーできているのは、みんながそういう気持ちで試合をできているからだと思う」と、この試合への意気込みを振り返った。そう、柏の選手たちは負ければ終わり“背水の陣”の気持ちで戦っていたのである。

全体の印象として、柏は神戸の選手一人一人の特徴を理解して守備も攻撃も仕掛けていたように思う。例えば、神戸のFWポポが右サイドに流れてボールを受けたら、右足でクロスを入れるか、あるいはドリブルで中央へ切れ込むかという選択肢が多いとか。神戸のセンターバックの2人は対人が強いので、ドリブルで抜かずに、横へ交わしてシュートを打つなど。もちろん、神戸の和田昌裕監督が「上位にいるチームに対して、最初に失点をしてしまう、それも早い時間に失点してしまうというのは、その後のゲーム運びをしんどくするということを、今日はまざまざと感じました」と、試合後に振り返っているように、柏が前半4分に先制点を入れて優位に立てたからこその“神戸封印”ではあるのだが……。

ただ、悪い材料ばかりではない。前節がプロデビューだった林佳祐が何本も精度のいいクロスを上げれば、途中出場の有田光希が柏DFを振り切るシーンもあった。特に次節はポポが警告累積で次節は欠場するため、有田の出番が増える可能性はある。J初ゴールを決め、眠れる得点センスが開花することを期待したい。

以上

2011.09.18 Reported by 白井邦彦
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着