9月18日(日) 2011 J1リーグ戦 第26節
横浜FM 1 - 1 G大阪 (18:03/日産ス/37,725人)
得点者:20' 兵藤慎剛(横浜FM)、58' ラフィーニャ(G大阪)
スカパー!再放送 Ch185 9/20(火)前05:00〜
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横浜F・マリノスの木村和司監督は、会見の最後にこう話した。
「西野(朗監督)さんはG大阪を指揮して10年目です。かなり熟成されていますし、西野さんのやろうとしているところは選手も分かってやっているでしょう。ウチと比べると、大人のサッカーというか、分かっている選手が多いですね」
結果こそドローだが、熟成度の差が色濃く出た一戦だった。横浜F・マリノスは兵藤慎剛の得点で先制し、木村監督のハーフタイムコメントにあったように「したたかに90分戦おう」としたが、完遂できず。同点に追いつかれてから、ほぼ完全に流れをG大阪に掌握され、首位の実力をまざまざと見せつけられる。「試合運びはガンバのほうが現時点では上だと思う」。試合後、中澤佑二はスッキリした表情で、素直に内容面での負けを認めた。
この日の横浜FMの守備ラインは、4日前のヤマザキナビスコカップ・川崎フロンターレ戦に比べてやや低めに設定。基本的にハーフウェイライン付近から守備を始める。そこからパスコースを限定し、ダブルボランチの小椋祥平と谷口博之が読みの良さ、対人プレーの強さを発揮。ボールハント後には、いい連係から効率良い攻撃に繋げた。
20分、その谷口から長谷川アーリアジャスールに縦パスが入り、長谷川は後方に落とし、兵藤が蹴り込んで先制。34分にも長谷川のシンプルなダイレクトパスで裏へ抜け出した渡邉千真が、DFをかわしてシュート。しかしコースが甘く、GKに当ててしまう。結局、この日の横浜FMの絶好機はこれが最後。ただし、前半終了までは「カテナチオ」を彷彿とさせる分厚い守備網に、大きな綻びは見られなかった。
後半を迎え、そんな戦況を打破しようと西野監督は56分にカード2枚を切り、両サイドハーフをリフレッシュ。左のキム スンヨン、右のアフォンソがそれぞれワイドに張り、サイド攻撃を強化した。この采配がズバリ的中。馬力のある2人がサイドで起点となり、両サイドバックもスムーズな攻撃参加を見せ始める。
58分の同点弾も左翼から。キム スンヨンからオーバーラップした左サイドバック藤春廣輝にボールが渡り、センタリング。中でラフィーニャが頭で合わせた。その後のアフォンソの右ポスト直撃シュート、イ グノがGK飯倉大樹のビッグセーブに止められた決定機も、サイドを破ってから生まれている。
逆にサイドを押し込まれた横浜FMは、最終ラインが下がり出し、前線との距離が間延び。そのため、キム クナンと大黒将志を同時投入し、2トップをまるごと変えたものの機能せず、最後まで沈黙した。
G大阪は、前半の失点こそ悔やまれる。だが、後半にリーグ屈指の守備力を誇る横浜FMの“盾”を、かなり痛めつけたことを考えると、むしろ自信を深めたに違いない。
逆に横浜FMは、いくら堅い“盾”を持っていても、それだけでは勝てないことを思い知らされたはず。最低限必要な勝点1を得たことをよしとして、今後は勝ち切る試合を会得したい。それができなければ、残り8戦で首位G大阪を追い抜くことが難しくなるのだから。
以上
2011.09.19 Reported by 小林智明(インサイド)















