10月10日(月)第91回天皇杯 2回戦 東京V vs 長崎(13:00KICK OFF/駒沢)
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★第91回天皇杯特集
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今年こそ、『1勝』を!
何を隠そう、実は2005年元日にジュビロ磐田との決戦を制し、第84回大会王者に輝いて以来、天皇杯で1勝もできていない東京V。天皇杯はまさに“鬼門”となりつつある大会である。もちろんそのことは監督・コーチ陣、選手、クラブスタッフ誰もが意識するところで、中でも、東京Vの選手としてだけではなく、神戸、大宮といった過去に在籍したチームでも「ほとんど勝った記憶がない」と言う土屋征夫は、「そろそろ勝ちたいんだよねぇ」と、“1勝”への強い意欲を口にした。
その土屋が指摘する、初戦突破最大のポイントは「メンタル」だ。どんな相手、どんな試合展開になろうと、油断も焦りも禁物。「この試合結果・内容がリーグ戦にも響くだろうから、しっかり勝つことが大事」と、東京Vの大黒柱は語った。
ただ、この試合に向けて準備する今週のチームに「油断」は微塵も感じられない。というのは、川勝良一監督はこの一戦を「5連勝するための一戦」とはっきりと位置付け、選手たちにも伝えているから。この試合が終わると、10月は16日から週2試合ペースの5連戦が待っているだけに、「リーグ戦の1つと捉えている。ベテランを休ませたり、試したい選手がいたりもするけど、(ゲーム間隔を)2週間空けて良い結果だったことがない」。真っ向、ベスト布陣で挑む構えだ。
「5連戦5連勝したいから、そこにつながる良い試合にしないと」(菊岡拓朗)、「これからに向けて、ある意味最も重要な試合だと思う。ウチにはもう後がない」(柴崎貴広)など、選手たちのモチベーションもリーグ戦と変わらず非常に高まっている。
今後へつなげるためには、「良い内容」で、さらに「勝利」という結果が必要だろう。そこで重要となってくるのが、「守備は、“どこから行くのか”の徹底。攻撃は“点取る”」だと、菊岡は語る。リーグ戦ではここ2試合無失点だが、得点も1点に止まっているだけに、攻守とも課題は多々あるようだ。8日の練習でも、紅白戦後には攻撃、守備とポジション別に分かれて輪になり、それぞれ青空ミーティングで詳細の確認を行っていた。
対戦相手がJFLのV・ファーレン長崎というカテゴリーの違う相手ということを受け、「あまり情報のない相手だけに、試合中に攻撃のアイデアが出てくることもあると思う。今後につながるためにも、そのアイデアをたくさん出して、得点のイメージを持ちたい。失点はもちろん0で」と、川勝監督。そういう意味では、相手によってスタイルを決して変えない東京Vにとって、カテゴリーが違う初対戦の相手こそチームの真の実力が表れるとも言えるのではないだろうか。
「相手は最初からガンガン攻めてくると思うので、そこで勢いに乗らせてしまうと危険。僕たちも、最初から激しく守備に行って、先に点を取って自分たちのペースで最後まで戦いたい」(菊岡)。
7年ぶりの初戦勝利には、リーグ戦J1昇格争いの望みもつながっていると言っても過言ではないだろう。
必ずや勝ちとり、悲願達成への起爆剤としたい。
対するV・ファーレン長崎は、前述の通りJFL所属のクラブであり、現在リーグ3位の強豪だ。180cmの長身FW水永翔馬を起点とし、その周りを有光亮太、山内祐一など俊敏な選手が動くのが主な攻撃スタイルと見える。チームを率いるのが、2009年シーズンに草津で指揮を執りJクラブを熟知する佐野達監督だけに、“東京V対策”を敷いてくる可能性は否定できないが、いずれにしてもいかに水永にボールを入れさせないかが、東京Vにとっては守備の1つの鍵を握りそうだ。また、有光は現在リーグ得点王に君臨している屈指のゴールゲッターである。東京Vにも阿部拓馬という点取り屋がいる。両者の対決も、実に楽しみなところだ。
楽しみといえば、森勇介にとって佐野監督は「京都時代のコーチだったから、会えるのが楽しみ」とのこと。また、中山悟志、佐藤由紀彦らJリーグでも活躍し名が知れた選手も在籍しており、彼らのプレーにもぜひ注目してみたい。
以上
2011.10.09 Reported by 上岡真里江
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