11月26日（土） 2011 J2リーグ戦 第37節
湘南 0 - 2 札幌　（14:03／平塚／7,828人）
得点者：61' 古田寛幸（札幌）、83' 宮澤裕樹（札幌）
スカパー！再放送 Ch182 11/28（月）前04:00〜
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●石崎信弘監督（札幌）：
「残り2試合で必ず勝たなければいけない、かなりプレッシャーのあるゲームのなかで、ほんとうに選手が一丸となってよく戦ってくれたと思います。次、最終戦、ドームで、地元でF東京と戦うが、ここでいい結果を出せるようみんなで頑張っていきたいと思います」

Q:後半システムを3−5−2に変えて流れが変わりましたが狙いは。
「4−2−3−1同士のシステムの戦いだったと思うが、相手の攻撃のところでアジエル選手がかなり自由になっていた。結構抑えにくいポジションを取ってくるので、アジエルをどう抑えていくかというところでシステムを変更した。どうしても攻撃になった時に前に人数が足りなかったので、砂川をトップ下にして、前はジオゴとウチ（内村）だけだったが、後半から3枚攻撃のポジションに置きたいと。あと両サイド、古田と高木のところで、彼らは個人で突破できるので、積極的にサイドを突破するようにと。後半になって、アジエル選手のところをうまく消せてうちのリズムになったのではないかと思う。

Q:前節と違って追加点を取れた要因は。
「相手が点を取らなければいけないということで3バックにしてきて、システム的にはがっぷり四つのなか、途中から入った近藤がいいプレーをしてくれて追加点が取れたのではないかと。追加点を取れたことが今日のゲームではかなり大きかったのではないかと思う」

Q:怪我から復帰したばかりの芳賀選手の投入の狙いは。
「後半の途中で、宮澤が中盤で疲れていた。砂川もそうだが、足を攣っている選手がたくさんいた。その宮澤のところでかなり穴が空き出したので、そこをまずはケアしたかった。またルーカス選手と巻選手が前に入り、相手の高さが高くなった。セットプレーで高さが足りないので、なかなか宮澤は代えられず、砂川を代えて芳賀をボランチのポジションに入れて、ある程度ディフェンスを安定させたかった。それで宮澤を前に上げた」

Q:芳賀選手の動きについては。
「1週間もトレーニングしていないなかで、今日のゲームだった。まだまだ彼本来の調子ではないと思うが、叱咤激励やチームがやろうとしていることの指示出しなどかなりよくやってくれたのではないかと思う」

Q：たくさん駆けつけてくれたサポーターへのメッセージと最終節に向けて意気込みを
「最初、選手がウォーミングアップに出た時に素晴らしい応援をしていただいた。そのときの迫力が選手のなかに入っていった。今日はサポーターの後押しがあったからこその勝利だと思うし、次の試合、最終戦札幌ドームでJ1を懸けて戦える。たぶん超満員になるのではないかと思うので、サッカーのおもしろさをぜひ札幌のサポーターやファンの方に観てもらって、これからサッカーも札幌で盛り上げるようにできたらと思っています」

Q:今季アウェイでなかなか勝てなかった原因は。
「アウェイでもかなりのサポーターが来てくれるが、移動の大変さやそういう理由もあるかもしれない。アウェイでの敗戦がここまで苦労した結果だと思う。今後アウェイの戦い方をもっと改善していかなければいけないと思っているし、その原因がわかっていればここまで負けていないと思う。これからしっかり改善していきたいと思う」

Q:前半苦しんだなかで勝利を挙げた、選手の成長については。
「押し込まれてもかなり冷静にプレーしていたし、GK李昊乗のファインプレーもかなりあったと思う。落ち着いて自分たちの流れが来るまでは耐えられるようにはなってきている。また今日もハーフタイムにシステムを変えたが、すぐ対応できる柔軟さはかなりできているのではないかと思う。過去もハーフタイムにシステムを変えて勝ってきた試合が多くあったと思うが、すぐに順応して、ポジションや役割が変わるところを理解してやってくれていると思う」

Q:得失点差を考えると3点目が欲しかったのではと思うが、2−0という結果をどう捉えていますか。
「まずは勝たなければ何も起きない、あしたの結果如何というところ。うちはそんなに点を取れるチームではないので、へたにバランスを崩していくよりも確実に勝っていくと。宮澤のシュートも外れたかなというぐらいのシュートだったので、よく落ち着いて入れてくれたと思うし、2−0という結果は素晴らしいのではないかと思います」

以上