2月26日(日) 2012Jリーグプレシーズンマッチ
栃木 1 - 0 横浜FM (14:03/栃木グ/5,867人)
得点者:22' 當間 建文(栃木)
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やるべきことを忠実に実行し、+αとしてやりたいことにもトライすることができた。思うようにメンバーが揃わず個々のコンディションも万全でなかった横浜FMが相手だったとはいえ、1週間後に甲府との重要な開幕戦を控えている栃木としては確かな感触を残せた一戦となった。
組織的な守備の完成度をチェックすることに加え、どれだけ横浜FMに対して今季の新機軸であるポゼッションができるのか。松田浩監督はプレシーズンマッチに向けて、2つのテーマを掲げた。
1‐0というスコアが如実に示すように、栃木本来の組織的な守備は十分に機能した。「DFとの連携に関しては、今日が一番良かったのではないかと思うくらいに集中して守れた」。幾度となく冷静な対応で相手の決定機を潰したGK武田博行は、これまでにない手応えを口にした。山形辰徳、當間建文、柳川雅樹、臼井幸平と、ニューフェイス4人が4バックを構成している以上、即座に連携は図れず、トレーニングマッチでは安易なミスをきっかけに失点を喫していた。横浜FMには何度か個の力でねじ伏せられそうになったが、単純なミスからゴールを脅かされたシーンは開始早々の1度きり。細かな部分の微調整はもちろん求められるが、1月17日の始動日から入念に取り組んできた“栃木が立ち返るべき場所”は、しっかり構築できたと言える。
本来の姿を披露した上で、新たな一面を見せる。それが守備面におけるもうひとつの確認ポイントだったが、今季から導入した前線からのプレスは効力を発揮した。その証拠に、昨季まではボールを取る位置が自陣寄りだったのに対して、相手陣内でボールを取る機会が目に見えて増えていた。よりゴールに近い位置でボール奪取できれば、必然的にチャンスの数も増す。得点力アップの方策として採用したプレスは、リカルド ロボ(柏に移籍)が抜けたことでやや落ちた得点力をカバーしてくれるはずだ。
菊岡拓朗と當間で奪ったFKからのゴールなど数多くの収穫があった中で、「後半になってから奪ったボールをポゼッションできなかった」(松田監督)ことは課題として残る。状況は1点リード。ボール回しに長けた横浜FMに押し込まれることは致し方ない部分もある。一旦ロングボールで相手を引っ繰り返し、体勢を立て直すのもひとつの手だろう。しかし、そればかりでは体力を浪費するし、次のゴールが遠い。今季はボール扱いに優れた選手が加入しただけに、勇気を持って繋ぐ時には繋ぎ、ボールを回しながらリズムを作ることにトライしても良かった。ただ、「失点しなかったことをポジティブに考えてやっていくべき」と、臼井の言葉にも一理ある。1‐1で甲府戦を迎えるのと、1‐0で臨むのでは気分が全く違うからだ。昇格するためには結果が最優先。逃げ切ったことは評価できる。でも、常に劣勢の展開を凌ぎ切れるわけではない。試合を重ねながら、「守り切るのではなくゲームを支配して逃げ切る」(松田監督)チームへと変貌を遂げたい。
メンバーが固まらないからスタイルが確立できない。「揃ってようやくトレーニングできたのが、ここ数日というよりも昨日しかなかった」と、樋口靖洋監督が苦しい胸の内を明かしたように、コミュニケーションを深める時間の乏しさが横浜FMのチーム作りを困難にしている。マルキーニョス、齋藤学、中村俊輔にボールが入れば、何かが起こりそうな高揚感が感じられるが、個への依存度が高いだけに連動した攻撃は数えるほど。後半に中村が中盤の底まで下がって組み立てを図ると形になり、サイド攻撃も活性化したが、一方で“中村頼み”の印象は強まった。強烈な個性を持つ面子が揃っているだけに、「ちゃんと合わせていければ皆がもっと動いて行ける」と齋藤。目標であるACL出場を果たすためにも、個々が絶妙に絡み合うことで課題の得点力不足をクリアしたい。
J1相手に結果を残した。「過信してはいけないけれど、自信を深めていくには良い結果」(松田監督)であることは間違いない。だが、1‐0の勝利が甲府戦の勝点3を約束してくれるわけではない。今季はJ1勢に好ゲームを演じながらJ2には苦戦を強いられている。その要因のひとつにモチベーションが挙げられる。ベテラン臼井が警鐘を鳴らす。「開幕戦の甲府戦は、J1とやるような気持ちで挑まないといけない」。戦う武器は揃った。あとは覚悟だけ。それが準備できるか。この1週間の過ごし方が、甲府戦の勝敗を大きく左右する。ひとつも気は抜けない。
以上
2012.02.27 Reported by 大塚秀毅
J’s GOALニュース
一覧へ【2012Jリーグプレシーズンマッチ 栃木 vs 横浜FM】レポート:本来の姿を披露した上で、新たな一面も見せた栃木が横浜FMに勝利。結果に内容が伴い、甲府との開幕戦に弾みをつけた(12.02.27)
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