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【2012Jリーグプレシーズンマッチ 千葉 vs 柏】レポート:『1点』が分けた明暗。未完成の千葉は目指す攻撃の片鱗は見せたものの決定力と球際という課題が残り、完成形の柏は後半の修正力と勝負強さを発揮(12.02.27)

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2月26日(日) 2012Jリーグプレシーズンマッチ
千葉 0 - 1 柏 (14:00/フクアリ/14,207人)
得点者:54' 工藤 壮人(柏)
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新監督の新戦術のもと、多くの新戦力が加わった千葉は、やはり未完成の部分が多かった。それに対して、グアムキャンプを終えたばかりでちばぎんカップが今季初の対外試合であり、国際試合に出場したばかりの日本代表選手やU-23日本代表選手もスタメンに名を連ねた柏は、チームコンディションこそ今一つだが、完成度や地力はさすがだった。

それでも、前半に主導権を握ったのは千葉だった。キャンプで紅白戦を多くやってきたとはいえ、柏は試合勘やエンジンのかかり方が本調子ではなかった。千葉はアグレッシブに攻め、特に左サイドバックのDF武田英二郎と左サイドハーフのFW深井正樹が果敢に仕掛けた。7分にはMF米倉恒貴が柏のGK菅野孝憲につめてゴールポストわずか横、15分には左サイドの仕掛けからMF佐藤勇人がゴールポスト直撃、さらに25分には深井がクロスバー直撃と、立て続けに決定機を作るシュートを打つ。だが、前述のシュートは枠外で、9分のMF伊藤大介のヘディングシュートは菅野の正面と決定力を欠いた。

一方、柏は千葉の高いディフェンスラインの背後のスペースを狙う動きも見せたが、前半のオフサイドは4回と千葉のラインコントロールに苦しめられた。だが、その中でも12分にはこぼれ球からFW田中順也がゴールポスト横のシュート、21分にはDF酒井宏樹のクロスからFW北嶋秀朗がゴールポストわずか横のダイレクトシュートと得点機を作った。
やや劣勢だった前半の状況を改善すべく、柏のネルシーニョ監督は後半開始時から北嶋をFWリカルド ロボに、田中をFW工藤壮人に代えた。新たな2トップは柏の攻撃にパワーと迫力を加え、工藤は48分、リカルド ロボは50分に千葉ゴールを脅かした。

千葉は、48分に米倉恒貴が柏のDF増嶋竜也との競り合いで負傷し(夜になって千葉が左足腓骨骨折で全治約2カ月半の診断と発表)、その後、治療のためピッチの外へ。そして、自らプレー不可能と両手で×印を出した米倉に代わってMF佐藤健太郎が入った直後の54分、武田のバックパスを「狙っていた」という工藤が奪い、落ち着いて先制点を奪った。反撃する千葉だが、柏のパスワークが落ち着いたこともあってボールの取りどころが難しくなり、柏の圧力に押されて引き気味になってしまう。前半は拾えていたセカンドボールも状況判断や球際の強さの差で柏に競り負け、ボール保持率が下がってしまった。

「全てのタイトルを狙う」というネルシーニョ監督の言葉通り、柏はまず今季のちばぎんカップのタイトルを手にした。千葉の決定力不足に救われたところもあったが、後半に見せた攻守の修正力でしたたかに勝ちきったところは、さすが昨季のJ1王者だった。

スタメンのDF山口智の守備陣の統率、MF兵働昭弘のゲームメイク、FW藤田祥史のポストプレーと守備、クロスの精度を含めた武田の攻撃力など新戦力が持ち味を発揮し、今季、目指している『ボールを保持して攻める』サッカーの片鱗は見せた千葉。だが、藤田やFW荒田智之が欲しいタイミングと場所を手で示してもパスがこないことが何回もあったし、後半はプレスがうまくかからなかったように連係も未完成。だが、J1昇格を逃した2シーズンは序盤の出来が良くても、その後に成長できずに他のチームに追い抜かれた。それを考えれば、戦いながら着実に成長して本当に勝ちきれるチームになるほうがいい。

以上

2012.02.27 Reported by 赤沼圭子
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