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【J2日記】岐阜:この男が、今季の岐阜を戦う集団に変える!(12.02.29)

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キックオフパーティーで挨拶する服部選手

ユニフォームにサインする服部選手

プレシーズンマッチで古巣・磐田に勝利し、サポーターの声援に応える。試合後「内容的には全然、まだまだ」と顔を引き締めた

昨シーズン、J2最下位という屈辱を味わった岐阜。だが今季は、オフの動向からも明らかに意気込みの違いを感じる。まずはチームの改革。指導者としてジュニア、ユース、サテライト、トップチームとあらゆるカテゴリーで経験を積み、ブータン代表監督を2年間務めたという異色の経歴を持つ行徳浩二監督が就任。メンバーも半数近くの12名の選手が入れ替わった。
2月には台湾に渡り、チーム初となる海外キャンプを敢行。台中市などの協力を得た今回のキャンプでは、空港に降り立った時から熱烈な歓迎を受け、これまでになく恵まれた環境で充実したキャンプを送れたそうだ。
さらに、2月21日に岐阜市内のホテルで行われた発表会でベールを脱いだ、12年のユニフォームはデザインを一新。10、11シーズンに採用されていた緑と黄色の2色使いに変えて、チームカラーである緑1色をベースにした、どこか潔さすら感じるデザインに。

そして岐阜サポーターにとって、今季最大の関心事と言えば、この男の加入ではないだろうか。元日本代表の服部年宏選手。ジュビロ磐田の黄金時代を築いた、言わずと知れた名サイドバックだ。名波浩とのコンビネーションや、フランスワールドカップ、日韓ワールドカップ出場時など輝かしいプレーは、おそらく筆者世代のサッカーファンにとっては、まだ鮮明に脳裏に焼き付いているのではないだろうか。その後、東京ヴェルディへの移籍を経てガイナーレ鳥取へ。Jリーグ昇格の立役者として、チームをけん引した。その服部選手が、次なる新天地に選んだ地が岐阜だったことは、今シーズンからJ2日記・岐阜担当になった筆者にとってかなり幸運な出来事で、テンションを上げるニュースの一つだった。先述のユニフォーム会見後に開かれたキックオフパーティーでも、服部世代のサポーターの根強さを実感。激励のために会場へ集まった株主やスポンサーが服部選手の前に列をなし、握手攻め、質問攻め、サイン攻め…。服部選手自身、少々はにかみながらの応対ではあったが、期待の高さをしっかりと感じ取ったはずだ。

いよいよ開幕を1週間後に控えた2月25日には、ホームの長良川に磐田を迎え、プレシーズンマッチを戦った岐阜。オフの試金石となる一戦であり、服部選手にとっては、古巣との顔合わせとなる因縁の戦い。ピッチ上には味方を叱責し、全身で味方を鼓舞する服部選手の闘将ぶりがあった。
試合は、1−0で岐阜が磐田を下した。駆けつけた約2800人の観客は、いくらプレシーズンマッチといえども“今シーズンの岐阜はどこか違う”“何かやってくれるんじゃないか”と少なからず、胸を躍らせながら足取り軽く、家路についたに違いない。だが一人、サッカーの酸いも甘いも知り尽くした男だけは、表情を引き締めたまま、楽観的な言葉を一切口にしなかった。「今日の結果は、たまたまです。チームとして内容的には全然、まだまだ。シーズンは来週から。そこで勝たなければ意味がない。サポーターの皆さん、ぜひスタジアムに来ていただき、一緒に戦いましょう」と服部選手は試合後にコメント。

体制が変わり、ユニフォームが変わり、開幕直前の一戦で強豪相手に勝利を収めた。だが何よりも大切なのは、シーズンを通して勝利への執着と戦う心を持ち続けること。ピッチ上で見せた服部選手のキャプテンシーと、勝利後の厳しい表情は、若手選手が中心の岐阜にとってカンフル剤となるに違いない。

以上

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