FC町田ゼルビアのオズワルド・アルディレス監督が4月11日晩、外国人スポーツ記者協会の招待を受け、記者懇親会に参加しました。過去の登場者は錚々たるメンバーで、王貞治、荒川静香、北島康介らの国民的ヒーローがおり、サッカー界からはブッフバルト、岡田武史の両氏も招かれています。
J2クラブの監督とはいえ、アルゼンチン代表として1978年のワールドカップを制し、世界8ヵ国で指揮を執ったアルディレス監督です。シーズン中の多忙な時期ですが、ラブコールに応じて出席を決めました。
アルディレス監督は記者たちとディナーを共にしつつ、質疑応答に応じました。アルゼンチン代表で共にプレーしたマラドーナ選手の話などに加え、日本のサッカー文化についても熱く語っています。会は予定の2時間を大きくオーバーし、3時間半近くに及びました。
「Jリーグはこの20年で大きく進歩したが、スペインやアルゼンチンといった、フットボールの“エリート国”に入れるかどうかが、次のステップになる。そのためには、フットボールが本当の意味で日本の文化となるかどうかが、大事な要素だ。そのためにも、まずJリーグが世界の注目を集めるリーグにならなくてはならない。それが次のステップで、強化にもつながる」
何故ゼルビアのような小さなクラブで指導しているのか?と問われたアルディレス監督は、こう答えています。
「町田はJリーグに入ったばかりだけど、変革しようとしている、躍動感のあるクラブだ。自分がその一翼を担えることに、喜びを感じている」
FC町田ゼルビアが変革するため、日本にサッカー文化を根付かせるため、アルディレス監督のチャレンジは続きます。
以上
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