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【J2日記】栃木:キャプテンマークを託した理由(12.04.13)

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試合後、ファン・サポーターと喜びを分かち合うパウリーニョ選手

4月8日に行われた第7節・熊本戦に2−0で快勝した栃木は今季初の2連勝を飾り、ファン・サポーターが待ち望んでいたキャプテンも帰還。74分、パウリーニョ選手が交代出場でピッチに立つと、スタジアムは温かい空気に包まれました。公式戦出場は昨年の9月4日のFC東京戦以来、約7カ月ぶり。それだけに、サポーターの拍手には「おかえり」、「待ってたぞ!」といった復帰を祝福する思いが込められていました。

頼れるキャプテンの復帰を待望していたのはファン・サポーターだけではありません。ピッチに入ったパウリーニョ選手にキャプテンマークを託したのは、ゲームキャプテンを務めていた副キャプテンの高木和正選手。「ゲームに集中していた」高木選手はキャプテンマークを渡すことを決めていたわけではなかったそうですが、こんなことを思いながらアドリブでキャプテンマークをパウリーニョ選手の左腕に巻いたそうです。

「パウリーニョにとっては久しぶりの試合だったし、長い間リハビリを頑張っていましたからね。それに今年のキャプテンはパウリーニョ。キャプテンマークを渡すことで気持ちが入ってくれればいいなとは思いました。チームとしてもパウリーニョを待っていたので、(復帰後)初めてのゲームで追加点が取れて勝てたことも良かったですよね」

高木選手の粋な計らいに、「選手同士のリスペクトの部分が見えた場面だと思います。それが栃木のチームとしての力ですよね」と、試合後に穏やかな表情で話したパウリーニョ選手。2人のやり取りに目頭を熱くした人も少なくなかったはず。

第8節の相手はルーキーの町田。「町田は良いサッカーをするし、勢いもある。しっかりやらないとやられてしまう。ホームで2連勝した勢いを崩さないようにしたい」と、意気込みを語ってくれたのは高木選手。栃木は今節も持ち前のハードワークを忘れることなく、持ち味のチームワークを駆使して目の前の勝点3を狙いにいきます。

以上

2012.04.13 Reported by 大塚秀毅
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