●ネルシーニョ監督（柏）：

「拮抗した非常に厳しいゲームでした。対戦相手、トレーニングがしっかりされたチームとの対戦でしたけど、ゲームバランスを崩してはいけないという時間帯。立ち上がりの１分のセットプレーで失点しまったことが、相手に落ち着きをもたらしてしまった。その後、我々が押し返す時間があり、ゲームのボリュームというのも高く作れたんですが、その優位性を得点に変えることができなかった前半でした。ハーフタイムを挟んで、少し前に変化をつけようという意図で北嶋を入れました。北嶋が前線でタメになり、ディフェンスの注意を少し引いて、前線の高い位置にスペースを作る。そういう意図とゴールするという仕事を期待して彼を入れたんですけど、徐々に効果を出し、我々が押し込む時間帯が生まれていきました。そして得点まで結び付いて、これからという時にまたカウンターから失点してしまう。ゲームボリュームを落とさず、または少し引くとか、バランスを崩すような攻め方をせずにじっくり自分たちのサッカーをしながら追い付くこともできたんですが、結果折れてしまいました。今日のゲームで言えることは、我々のチームはもちろん悪くはなかった。常にゲームボリュームを掴みにいったというところは評価できるんですが、それよりも３回のチャンスをモノにした相手が力があったと、そういうゲームだったと思います」

Ｑ：レアンドロ選手は２点を取りましたが退場にもなりました。今日のゲームについての評価は。
「技術面で今日の彼のプレーは、いつも厳しいマークを受けながらチャンスを作ってくれました、得点もしましたし。チームの規律、戦術を守りながら、それ中でも自分の持っている個性を出してくれたと思っています。カードについてはチームの、我々のプライベートなこととして、これから規律面という話はするつもりです。だからこそ彼らに話すことで、ここで皆さんに話す内容ではないと思います」

Ｑ：カウンターに対する対応は、今日の試合に対する集中力の問題なのか、チームとして原因があるのか。どう分析されていますか。
「今日のカウンターの場面に関しては、我々がビルドアップ時に、いつもなら通るパス、いつもならこういうボールスピードになるというところで、芝のコンディション、雨の影響で予測できなかったところがあるんです。そこで我々が攻めの形を作り始めた時に予期しないボールの反応で、芝にスピードが消されて、取られてそこからカウンターを食らったという局面だったと思います」

以上