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【J1:第6節 柏 vs 仙台】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(12.04.14)

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●手倉森誠監督(仙台):

「今日、試合前、チームでは去年の王者に対して激しく厳しい試合になるだろうと、それを覚悟して挑むという話をしました。その中の心理、最悪負けなければいいと、自分たちのサッカーできなくても勝てばいいと、割り切った戦い方をする必要がある。その中には柏が連覇を狙おうとした時の今日のシチュエーションは、是が非でも勝点3を取りたいシチュエーションだったろうと、そういう意気込みで来るのに対して勢いに乗せないのが大事だという話をして挑ませました。そのためには切り替えを早くして90分間いかにコレクティブにやれるかというところを徹底するべきだった。スコアは3−2という点の取り合いのゲームになってしまいましたけど、それでも先手先手を奪いながら、どうしても勝点3を取りたいレイソルのバランスを崩したところを、うちがよく隙を突けたのかなと。1つでも多く点を取れたことで勝点3が転がってきたわけですけど、この試合で獲得できるものは、勝点3プラス逞しさだった。両チーム、ストレスかかるゲームになる中、若干うちの方が落ち着いてプレーしたかなと思います。王者への勝利を期待して集まってくれた仙台サポーターに感謝したいと、みんなで勝ち取った勝点3だと思います」

Q:2度追い付かれた中で、関口選手と赤嶺選手のゴールは貴重な一発だったと思いますが、それぞれを振り返ってください。
「本当に貴重な一発で、追い付かれた後、すかさず返したというところで、だからこそまた落ち着いてプレーできたし、あそこでもう少し時間を引きずるようなことがあれば、この臨場感のあるスタジアムで、柏のパワーがもっと増してきたと。そこを黙らせるようなゴールだった。また、追い付かれた後、あそこはどうしても勝点3を取りたいと思ってバランスを崩したレイソルの隙をうちが突けた状態だった。我々もどうしても勝点というところだったので、とりあえず負けなければという割り切り方がありましたので、だからこそ勝点がうちに転がりこんできたので。アタッカーが点を取るとチームの勢いが加速します」

Q:柏に対して厳しい戦いになる中でレアンドロは抑えなければいけない。そのレアンドロを結果的に退場に追い込んだことは、どういうことを意味しているのでしょうか。
「まずはワグネルとレアンドロが攻撃の核になっている。そこはしっかりと抑えなければいけない。質問でレアンドロを退場に追い込んだという表現がありましたけど、退場したのはレアンドロであって、我々は決して追い込んだわけではない。そういうところでも、スポーツは戦術、技術だけで戦うものではない。そこにはメンタルが付くものなので。やっぱりイライラさせた部分も勝負になってきますから。そういった部分で我々の方がそういった駆け引きに勝てたのかなと思います。逆に言えば、ホームでどうしても(柏が勝ちたい)と思う分、我々がアウェイのチームとしてやれたかなというところだと思います」

Q:去年ゴールのなかった関口選手が今年はすでに2ゴール。どういうところが変わったと思いますか。
「まず髪の毛の色が変わった(笑)。筋力を増やして当たり負けしない体づくりを彼は地道にやっていた。無理してでも、信じて前に絡もうとしている部分が非常に効果的だなと思います。2点取れていることに関して、横パスが入れば点を取れるポジションまで入り込んでいるのでゴールの匂いはしましたけど。2年取れなかった分、取り続ける年もあってよいでしょう」

Q:去年のレイソル戦はギリギリのところで1点を争うゲームが多かったのですが、それとは質の違うゲームですし、チームとしてもここまで6試合で14得点。そういう数字だけでなくチームの変化、成長というものを監督はどう思っていますか。
「5試合でなるべく多く勝って、このシーズンの主導権を取りにいきたいとチームに話をしていたんですけど、去年の柏との対戦の違いは、今置かれている立場、状況の違いだと思います。去年やった時はお互いに上位にいて、勝点も肉薄している戦いだったので、どうしても手堅くやらざるを得なかった部分はあったと思います。今は、今日負ければ勝点9、3ゲーム差を離されるということを考えれば、そこにメンタルがぶれた時にはバランスを崩すと感じていたので、うちとしてはそういったところもミーティングで話していましたし、2点は取られましたが、複数のゴールを取れる可能性はあるよと話していましたし、そこの違いだと思います。そこの違いに気づけたんだと思います、うちがね」

Q:林選手のミスで点が入ってしまいましたが、それは監督の方から話しは。
「あのサポーターの目の前だから、笛が聞こえないというのはありえるだろうなと。実際に準備している間に笛が鳴って、笛のタイミングがいつもよりも早かったのかなというところもありますけど、もっと準備を早くしなければいけないなと。あれぐらいの隙を作ると、柏は十分点を取れますから。2失点目は雨風とタッチを割るか割らないかというところで、林の股を抜けたところもありますけど、朴のところも視野、相手とボールを一緒に見ることができないところでミスをしてしまった。そこに関してはしっかり反省して、しっかり対応することをやっていかなければなりませんけど、それよりもああいうミスが起きてもみんなが切らさずに、プレーを続けたことの方が逞しいなと思いますね」

以上
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