実は、ハラハラドキドキしていました。
先週の町田戦。6戦無敗&3連勝をほぼ決定付けた後、菅和範選手が警告を受けてしまわないかと。なぜなら累積警告3枚目で出場停止にリーチがかかっており、もう1枚もらってしまうと今節の古巣・岐阜戦に出場できなかったからです。ただ、こちらの心配をよそに菅選手本人は、「まだ試合に出られるかわかりませんしね。(イエローカードを)もらった時はもらった時ですよ。もしもらってしまったら、僕は出る運命じゃなかったんじゃないですかね」と、累積警告のことは全く頭になかったようです。
今季初勝利を挙げた第3節・徳島戦からボランチの定位置を掴んだ菅選手は1試合1試合、もっと言えば1日1日を大切にするタイプで、目の前の1プレーに全てを懸けています。だから先のことを、古巣との対戦を意識するあまり消極的なプレーでその場を凌ぎ、持ち味である球際の激しさを失うことは本末転倒だと。また、90分全てを出し尽くさなければ、ハードワークを怠れば、たちまち敗戦を受け入れるしかないことも先刻承知。菅選手のサッカーに対する姿勢からは、いまや棗佑喜選手とともに栃木スタイルの具現者たる所以がわかるような気がします。
相手よりも、まずは自分。100%振り絞ることが身上の菅選手は、ほとんど対戦相手のことを口にすることがありません。しかし、やはり岐阜戦だからでしょうか。今回ばかりは気になる選手がいるようです。
「岐阜といえば(李)漢宰さんかな。カズさん(高木和正選手。高木選手も岐阜は古巣)は広島で一緒にやっているし、僕は岐阜で一緒にやっています。岐阜ではかなりお世話になりましたからね。漢宰さんは前節から試合に出始めたし、このタイミングで試合ができるのはうれしいことですよね。相手のことを考えるのは好きじゃないですけど、良い選手なので負けたくないですね」
菅選手も李漢宰選手もチームの心臓部。味方を気持ちよくプレーさせるために重要な役割を担うだけに、2人の火花散る攻防から目が離せません。古巣が相手でもやることは変わらない、と話す菅選手。岐阜戦でも豊富な運動量で中盤の主導権を握ってもらいましょう。
以上
2012.04.19 Reported by 大塚秀毅













