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【J1:第8節 横浜FM vs 神戸】レポート:横浜FMが『全員の献身』で初勝利! 神戸は小川の活躍が光るも連勝ならず(12.04.29)

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ゲーム終了後、夕日に包まれ、オレンジ色がかった日産スタジアムのスタンドに、今季初勝利を祝すトリコロールパラソルの花が咲き乱れる。ピッチでも歓喜が爆発。なかでも印象的だったのは、飯倉大樹。大の字になって寝て、しばらく天を仰ぎ、勝利の余韻に浸っているように見えた。

序盤から横浜FMは、主導権を握った。それは選手全員の献身があったからこそ。
「今日はみんながよく走りました。(中村)俊もよく走っていたし。大黒(将志)がいつもはゴール、ゴールという動きだったが、守備も一生懸命やっていた」(中澤佑二)
他に目に付いたのは、小林祐三のロングラン。長い距離の上下動を繰り返し、右サイドを掌握した。16分には、そこから小野裕二が中をよく見てクロスし、大黒が体を投げ出して合わせる絶好機が。しかし、ヴィッセル神戸GK徳重健太のビッグセーブに阻まれる。33分には小林が強引なドリブルでペナルティーエリア内へ侵入し、こぼれ球を小野がシュート。ボールは惜しくも枠外へ。

守勢に回った神戸は、粘り強い守備を見せるも相手の出足の速さに戸惑い、ポゼッションがぎこちない。自らのパスミスでボールロストするシーンも多く、攻撃の形を見出せずにいた。さらに45分+2分に田代有三が、ふくらはぎに違和感が生じるアクシデントで交代。前線の重要なピースを欠いてしまう。
だが、後半の頭から活きのいい小川慶治朗を投入したことで、神戸に流れが傾く。小川は、左サイドを推進力あふれるドリブルで攻めの急先鋒に。対峙する小林を自陣に押し込んだ結果、相馬崇人のオーバーラップも引き出す。48分には相馬がポスト直撃のシュートを放つ。
続く53分、小川のクロスが小林に当たり、軌道が変化して、GK飯倉が懸命のパンチング。こぼれ球を野沢拓也が詰める決定機を生んだ。そして4分後、野沢の右クロスを、走り込んだ大屋翼が蹴り込み、先制。DFと中盤の間にギャップが生じていた横浜FMは、大屋を掴まえ切れなかった。

その瞬間、小野は「いつものこと(今季未勝利)が頭をよぎった」と言う。
しかし、ここで救世主が現れる。ケガ明けの谷口博之だ。65分に出場すると、自慢の高さ、強さを生かし、前線のターゲットとして機能。71分に右の小林へパスを送るとニアへ走り込み、潰れ役に。小林の低空クロスを小野が意地のダイビングヘッドで突き刺す。73分には、小野のアーリークロスをニアの谷口が頭でねじ込み、決勝弾を奪う。谷口はその後、本来のボランチの位置に下がり、攻守両面で仕事を全うした。
横浜FMは、77分にも中澤が加点。6分間で3ゴールの荒稼ぎで、快勝を飾る。

「最高ッス!」
久しぶりの勝利の味を記者から問われ、小野は素直に即答した。ロッカールームも「ひと安心という感じ」の空気が流れていたという。とはいえ、現実的には、「ただの1勝」(中澤)にしか過ぎないのは確か。相手の神戸は、前節、柏レイソルを3−1で破り連敗を止めたにも関わらず、今回勢いに乗れなかった。やはり次戦、5月3日の浦和レッズ戦(@埼玉)が肝要である。

以上

2012.04.29 Reported by 小林智明(インサイド)
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