中2日で続く4連戦の2戦目。ゲームと移動を繰り返す各チームが今もっとも気を遣うのは、選手のコンディションだ。岡山は27日(金)アウェイ・熊本戦を戦った翌日、出場選手はプールメニュー等でリカバーに努めた。岡山・影山雅永監督は、「相手がこうだからこう行く、という準備をする時間はないから、最大公約数で相手の特徴を捉え、あとはコンディションを整えて自分たちの戦いが出来るよう、しっかりと準備したい」と話す。
岡山はスコアレスドローに終わった前節、中盤で激しくボールを奪う熊本に押され、前半に放ったシュートはわずか3本。前線に入るボールが少なかったため、4試合ぶりに先発出場した中野裕太は持ち味を発揮できず、この試合で初めて先発出場したシャドーの岡崎和也は低い位置まで下がってボールを奪いに行ったが、マイボールにするには熊本の守備が良すぎた。後半に入るとチャンスシーンを増やしたが、前後半合わせて決定的場面を作れたのは、右サイド・澤口雅彦のシュートなど数えるほど。収穫は、相手のディフェンスを見て、サイドチェンジを使い始めるなど、ピッチ内だけである程度の修正を施せること。そして無失点ゲームを4試合連続に伸ばしたことだ。
草津は前節、ボランチの櫻田和樹、松下裕樹、DF保崎淳という主軸3選手を出場停止で欠き、北九州に0‐2で敗れた。ミスからカウンターに持ち込まれて失点し、自ら崩れるように敗れてしまったゲームを、「この試合から学ばなければいけない」と熊林親吾は話す。前々節の北関東ダービー・水戸戦ではFKからの失点で敗れている。たまたま最近の2試合はいい内容とは言えないが、その前の第8節・愛媛戦では主導権を握られながらも、粘り強い守備で対応し、「クリロナ(クリスティアーノ・ロナウド)をイメージした」というMFヘベルチの無回転のFKからFWリンコンがゴールを決め1対0で勝利を手にしている。第7節・富山戦では、松下裕樹のミドル、左サイドを崩してのヘベルチのシュートの2ゴールで勝利している。
前節、熊本でタフなゲームを戦い、そこそこの長距離を移動した岡山は、再びタフネスを要求される。ヘベルチが日本でのプレーに馴染んだと言いきるには少々の難があるが、それでも草津の決定力、とくにセットプレーには細心の注意が必要だ。また本来は、中盤でゲームを作り、サイドチェンジで攻撃のスイッチを入れていくチームであり、サイド攻撃のカギを握る右SBの保崎のオーバーラップ、中盤でのセカンドボール争奪戦にも対応しなければならない。岡山はこのゲームからチアゴがベンチ入りする可能性がある。また出番があれば流れを変えられる関戸健二、「簡単に倒れたくない」と筋力アップのメニューを続け、逞しさを増した石原崇兆、遠くない将来にブレイクスルーを迎えるであろう岡崎らによる攻撃のバリエーションを見せつけたいところだ。
このカード、昨年は互いにホームチームが力を出しきれず、5月の正田醤油スタジアムでは岡山が2-1で勝利し、7月のカンスタでは草津が2-1で勝利して、イーブンとなっている。岡山にとって厳しい過去を書き出すと、10年4月25日に行われた第8節で、開幕から7戦未勝利で乗り込んだ草津が、松下裕樹の決めたPK1得点で勝利している。(2010 J2:第8節 岡山 vs 草津レポート)
一瞬の隙が勝敗を左右する可能性が高くなる連戦。ここが正念場だと心して、自分たちのプレーを貫きたい。
以上
2012.04.29 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第11節 岡山 vs 草津】プレビュー:岡山と草津、両チームに求められるのは、これまで以上のタフネス。粘り強さで勝利を掴め。(12.04.29)















