今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第13節 山形 vs 草津】プレビュー:次こそホームで勝利したい2位・山形が連敗を脱したい草津を迎える。思いを封印し、勝負に徹する一戦!(12.05.05)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
かつて選手兼任監督として02年と03年にプレーし、群馬県リーグだったクラブのJFL昇格を見届けて古巣・鹿島のコーチに戻った草津の31番が、山形の監督として古巣と対戦する。「僕が務めてた頃はまだアマチュアですからね。今は立派なプロクラブとしてやっている。J2には2005年参入でもう8年目ですか。片や、こちらは99年参入ですから14年。……だからと言って話はまとまらないわけですけれども(笑)」と奥野僚右監督が最後に混ぜっ返すのはいつものことだが、積み重ねの大事さを説く指導者だけに、短い言葉のなかにも、古巣への愛着と、歴史の差をしっかりと示さなればならないとの決意を込める。

そしてもう一人。昨シーズン、草津でプレーしたのが萬代宏樹。「いい1年を過ごさせてもらったチームなので、できれば戦いたくないという気持ちもあります」。苦渋の決断の末、山形への移籍を決意した心やさしきストライカーは複雑な心情を吐露する。それでも、「僕らも前節は引き分けているので、やるからには勝たなければいけない試合だと思う」と唇を結んだ。

草津は第8節で愛媛に1-0と競り勝ち連勝したのを最後に4連敗で現在は15位に定着。この連敗中はすべて前半に先制点を許し、得点は第11節・岡山戦でリンコンが挙げた1得点のみ。負のスパイラルを抜け出せないまま、苦しい連戦を戦っている。前節・千葉戦は2トップの一角に土井良太を起用するものの、前半はチームのシュート数がゼロに終わり、後半に遠藤敬佑の投入で攻撃が形になりかけるが、組み立ての段階でミスが多く、一矢報いることはできなかった。中盤の選手は経験値も運動量も豊富で、アグレッシブに高い位置でプレーする。攻撃の流動性もあるが、それだけに守備に回ったときには紙一重でしのいでいるケースが多い。また、流れのなかで守備が持ちこたえても、リスタートから失点を喫していることも懸念材料ではある。

それでも、萬代は言う。「苦しくなったときに、監督から声をかけられて俺は点を取ってきたので、そこはソエさん(副島監督)なりにいい作戦を立ててくると思う」。そう警戒しながら、締めはいつものフレーズとなる。「でも相手のことを考えるより、自分たちのやりたいサッカーをどうやるかということが大事だと思う」

山形は前節、愛媛に対し前半で2-0とリードしたが、後半に追いつかれた。しかし、ただし、中2日で迎える今節を前に、「勝点2を逃した」「連勝が5で止まった」というネガティブな発想を持ち込まないのが今シーズンのチーム。「勝点1を積み上げた」「負けなしが7試合に伸びた」というポジティブな材料とともに、目の前の一戦に向けてしっかり準備し、全力で戦い抜くことにすでに傾注している。宮沢克行も「自分たちが有利な立場で戦っているときに、もっと有利にするにはどうするかをまたやっていけばいいこと」と話し、前節でできなかったことをクリアすることで、個人もチームも成長できることを示そうとしている。平均28.45歳と年齢が高めの先発メンバーを固定化して戦っていることで体力的な不安はあるものの、メンタルの充実はそれを補って余りある。先手を取り、主導権を握りながら勝利をめざす。

草津がJ2を舞台に戦う最初の対戦相手が山形戦だった。また、山形がJ2の歴史を始めたときに指揮を執っていたのは、現在、草津の代表取締役でゼネラルマネージャーの植木繁晴氏。そしてトップチームでは、かつてモンテディオのユニフォームに袖をとおした依田光正、小田島隆幸の2コーチが活躍している。人の行き来の多いクラブ同士がまたひとつ歴史を重ねる一戦は、4連戦の最終戦。さまざまな思いは胸に秘め、勝負に徹するタフな戦いになるが、ちゃんと乗り切りたい。

以上

2012.05.05 Reported by 佐藤円
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着