20位・富山がJリーグ1年目の18位・町田を迎える初対決。大型連休の4連戦を白星で締めくくるのはどちらか。
富山は次節・横浜FC戦までの連戦をリーグ前半戦のヤマ場と位置付けている。順位の接近する対戦相手が続くため、1つでも多く勝って序盤の出遅れを挽回したい。
連休中はここまで1勝1分1敗で推移しており、今回は勝ち越しのかかる重要な試合だ。前節、鳥取にJリーグ入会後初の連勝を献上したのは痛かったが、気持ちを切り替えて臨まなければならない。翌4日、JRを乗り継ぎ6時間以上かけて地元に戻り、町田戦に向けて調整している。「連戦は相手のことよりも自分たちのコンディショニングがポイントになる。やってみなければ分からないところがあり、それが怖さでも面白さでもある」と安間貴義監督。選手の体調を見極めながらオーダーを組み、命運を託すことになる。
第10節・千葉戦から4バックに変更して失点は最小限に抑えている。しかし、第11節・岐阜戦では勝ったものの持ち味であるアグレッシブさを欠いた。前線でボールが収まらなかったことと、ファーストディフェンダーの寄せの遅さが原因と安間監督は判断し、前節・鳥取戦で修正を図った。FW平野甲斐を10年11月以来のスタメンに起用。FW黒部光昭も6試合ぶりに先発に復帰し、2人の前線でのハードワークが組織を活性化した。中盤の両サイド谷田悠介と大西容平も高い位置でプレーすることができ、ゴール前に数多く顔を出した。新しいシステムは今回で4試合目になり習熟も期待される。前節と同様の厚みのある攻撃を繰り出して先制点を狙いたい。
町田は前節、後半32分にPKを与えて失点し、0−1で北九州に敗れた。しかし、持ち味のパスワークで主導権を握り、互角以上の戦いを展開した。オズワルド・アルディレス監督は「パスを早く動かすことに関しては、大変満足している。中盤から先の攻撃に関しての自信や最後のパスというところが少し、不足していたと思う」と冷静に振り返っている。北九州の三浦泰年監督は「明らかに内容では町田に劣った。町田のサッカーはこれから怖いなと感じた」と語った。JFL時代からのスタイルを継続しながら、Jリーグのレベルに適応しつつあるようだ。対戦する富山は、入会1年目のクラブとの先入観を捨て心してかからねばならない。
富山は本来の連動したプレッシングで町田のパスワークを寸断したい。町田はシュート数がリーグ最少の88(富山133)ながら11得点を挙げ、富山の12得点とほぼ並ぶ。パスで崩し切ろうという姿勢がデータからもうかがえる。精度の高い縦パスをバイタルエリア付近に通してくるため、富山は対応をひとつ誤ると失点につながりかねない。勝負の綾をさらに複雑にするのが、良いとはいえないピッチ状態と連戦の疲れ。両チームがともに自らの戦術スタイルにこだわるなら、失敗を恐れずにアクションを繰り返すかなりの根気強さが求められるだろう。
以上
2012.05.05 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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