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【J1:第10節 C大阪 vs 神戸】レポート:C大阪、またも神戸の堅守を崩せず。神戸はベンチワークも功を奏し、開幕時以来の連勝!(12.05.07)

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昼前に降り出した雨も、試合直前には止み、気づけば快晴のなかで行われた関西ダービー。キンチョウスタジアム今季最多となる16,446人の観衆を集めて行われたC大阪と神戸の一戦は、1−2でC大阪が惜敗。今季2度目となる連敗を喫し、4勝1分5敗と、黒星が先行してしまった。一方、神戸は監督交代後の2試合で、チームのベースとなる堅守速攻を武器に、開幕時以来の2連勝を達成。成績も5勝5敗の五分に戻し、暫定9位に浮上した。

試合後、村田和哉が「この負けは痛い。ホームで負けてはいけないし、この間(前節札幌戦)もすごく悔しい負け方をしたのに、今日も負けてしまって……。みんな気持ちもすごく落ちていた」と率直な思いを吐露したように、C大阪の選手からは、さすがに敗戦によるショックの色は隠せなかった。神戸の堅守速攻に、昨年から数えて、三たび屈してしまい、ホームに集ったC大阪サポーターに白星をプレゼントすることはできなかった。

だがしかし、C大阪が決してひどい内容の試合をしていたわけではない。「札幌戦は何も準備できていないような内容だったものの、今日は(関西)ダービーということもあり、特別な試合だったので、集中してゲームに入った」とキム ボギョンも言うように、前節のようにミスから崩れることはなく、「前半は互角の試合。後半はC大阪のほうがゲームの流れをしっかりつかんでいた」(セルジオ ソアレス監督)。

また、ブランキーニョに代わり、柿谷曜一朗が今季リーグ戦で初めて先発に起用されたなか、連係面では「これまでスタメンではなかったこともあり、合っていないのは否めない」(キム ボギョン)ながらも、ケンペス、清武弘嗣、キム ボギョンとの攻撃面は活性化。神戸の堅守速攻と渡り合った。惜しむらくは、常に先手を取られたこと。PKによる最初の失点は、すぐにキム ボギョンの突破からC大阪もPKを得て、それを自らPKで取り返したが、攻勢をかけた後半途中での失点は、最後まで響くことに。終盤はケンペス、藤本康太、そして最後にはCKから、ゴール前に上がっていたGKキム ジンヒョンにも決定機があったものの、決めきれず。先制された試合は今季4戦全敗となった。

「神戸のほうがよく走っていたし、その差が終盤になって出た」(茂庭照幸)、「相手の運動量、球際での最後までいく気持ちがあって、ちょっとつながらなくなった」(藤本)、「もっと球際のところとか、集中とか、簡単に失点しないようなプレーを、全体的にしなければいけない」(キム ボギョン)と、課題があったのも確かだが、この試合を引きずるわけにはいかない。「反省するべきところをしっかり反省、修正して、次のゲームにいい準備をして臨まなければいけない」とセルジオ ソアレス監督は次戦での立て直しを誓っていた。

それに対し、神戸は、「連戦で、体力的にも、選手たちはだいぶ消耗していたのですが、前半の初めから、前線からしっかり守備をして、うまくカウンターを狙うというサッカーを、今日も割とよくできた」と安達亮ヘッドコーチも言うように、前節の大宮戦に続いて、堅守速攻が機能。さらに、13時キックオフの暑い中での試合、そして、タイトなスケジュールのなか、後半からのベンチワークも抜群に冴えた。

57分にチームの核となる伊野波雅彦を下げて三原雅俊を投入したのには、驚きを与えたが、安達コーチはあらかじめしっかりプランを立てていた。伊野波がクロアチアから神戸に加入後、日本代表戦もあわせて連戦続きのため、「本当に目一杯の状態」だったことを考慮し、「最初は伊野波を外していくということもあった。三原の交代は最初からプラン通り。極端な話し、前半15分で三原には用意しておけと言ったくらい」と指揮官は語る。そこで中盤の守備に厚みを増すと、2枚目の交代として森岡亮太を入れた直後、その森岡のパスを受けた野沢拓也が、左足を強烈に振り抜いて、会心の決勝ゴール。これが決まったとき、安達コーチはガッツポーズで喜びを表現していた。

さらに、3枚目に切ったカードは、この試合でベンチ入りしていた大久保嘉人ではなく、茂木弘人。相手が村田を投入したところを見て、21番をFWではなく、1枚イエローカードを受けていた相馬崇人に代えて左サイドバックに抜擢。すると、相手の右サイドからの攻撃を遮断することに成功。徳重健太の好守があったとはいえ、最後まで1点を守りきった。

また、安達コーチは、「藤というスカウトのスカウティングが本当にいい」と会見最後に自ら発言し、裏方の頑張りを称えた。監督交代という事態に追い込まれながらも、今はクラブが一丸となって戦えている神戸。ようやくチームの形が見え始めたなか、今後にさらなる期待を持たせる2連勝となった。

以上

2012.05.07 Reported by 前田敏勝
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